お気に入りの登録はありません。
閲覧履歴はありません。

  • facebook
  • twitter
  • b
  • mail

【アルサーガパートナーズ】“余白”を残したオフィス移転により、コミュニケーションが活性化。全員で作り上げるワークプレイスを目指して

「日本のDXを世界で誇れる産業へ」をビジョンに掲げ、日本全国のDX事業の成功を目標とするワンストップ型のDXコンサルティング・開発パートナーを担うアルサーガパートナーズ株式会社。コンサルティングから開発まで一貫して国内で行うだけでなく、下請けすることなく自社で対応している独立系企業のため、コスト面だけでなく納品までのスピードも担保できるビジネスモデルを実現しています。

同社が渋谷マークシティから渋谷サクラステージにオフィスを移したのは、2024年2月。賃貸物件探しでもっともこだわったのは「渋谷駅直結かつワンフロアで入居できるオフィス」だそうです。(ご移転に関する記事はこちら

取締役副社長 COO 松濤徹さんに、新オフィスを選んだ理由や内装のポイントなどを伺いました。(記事公開日:2024/05/13)

事業計画の実現のため、常に見据えていたオフィス移転を遂行

── オフィス移転はいつ頃から計画されていたのでしょうか?

実は、前オフィス(渋谷マークシティ)に移転したばかりの頃から先を見据えて新オフィス(渋谷サクラステージ)の契約を進めていたんです。前のオフィスに移転した3年前から、事業と従業員の拡大は見えていたので、すでに次のオフィスを探していて。ちょうど条件に合致した渋谷サクラステージへの入居の意思決定が必要なタイミングだったため、現状の人数ではスペースを余らせる規模ではありましたが、入居を決定した、という流れです。やはり好条件の物件から埋まってしまうと思うので、物件探しについては早めに動くようにしていました。

渋谷マークシティへの移転についても、当時は相当ストレッチした状態での移転だったんです。でも、現オフィスへの移転直前は席が不足する状況になっていたので、移転のタイミングとしてはベストだったと思います。

松濤様


基本的には「事業計画の達成」という経営者の強い意思に基づいて、達成のために必要な面積が確保でき、渋谷駅でアクセスのいいオフィスを常に先行して確保しているような状況です。なので、「人をつくる」というミッションや「日本のDXを世界で誇れる産業へ」というビジョンを遂行するには、400坪という狭さでは実現できないという考えもあっての移転でした。従業員は、移転したばかりの時点でまた移転の話が出てきてびっくりしたかもしれません。

執務室エリアはまだ使用していないスペースもある

執務室エリアはまだ使用していないスペースもある

窓際で光の入る執務エリア

窓際で光の入る執務エリア

── 先を見据えて進めている中で、渋谷サクラステージを選ばれた理由はなんだったのでしょうか?

渋谷駅直結かつワンフロアで入居できるオフィスを探していたので、当てはまる物件は渋谷サクラステージ一択でしたね。「駅直結」というのは、従業員やこれから仲間になる方々の満足度向上を追求しようとしたときに、アクセスの利便性は重要であると上層部が判断して必須条件としていました。

また、渋谷にこだわる理由としては、単なる交通アクセスだけではなく、エンジニアやコンサルタントを目指している学生やIT業界に携わる若者が多く集まる街だからです。事業成長の加速と組織拡大・人員増加を目指している当社にとって、働きたいオフィスと感じてもらうことは重要ですからね。

完成していない“余白”のあるオフィス移転が、コミュニケーションを生み出す

── オフィスの感想を教えてください!

当社が渋谷サクラステージに一番最初に入居したため、新しい物好きの従業員は喜んでくれています。渋谷の駅チカのビルはまだ建設予定があるとは思いますが、駅直結のビルはおそらく渋谷サクラステージが最後だと思うので、話題のビルに入居できたことは大きいです。

また、当社は出社とリモートワークのハイブリッドの制度を採用しており、出社は特に強要していないのですが、エンジニアやコンサルタントたちがコラボレーションしながら働いている中で、どうしても出社が必要になることがあります。その出社のストレスを少しでも軽減して、従業員が「出社したくなるオフィス」を用意することを重要視していました。ビルの共用部の使い勝手も充実した駅直結のビルというのは、当社の魅力の一つになっていると思います。

前オフィスと比べて会議室を増やしたり、フリースペースも広くなったりしたので、ゆとりを持って働きやすくなっていると思います。移転のタイミングでビジョン・ミッションも刷新し、その社内発表会を移転直後に実施しました。成長の節目にもなっているので、従業員のモチベーション向上にも寄与しています。

真ん中の大きなカウンターテーブルが象徴的(エントランス中央)

真ん中の大きなカウンターテーブルが象徴的(エントランス中央)

広々としたフリースペース(エントランス左側)

広々としたフリースペース(エントランス左側)

外部向けセミナーや交流会を行っているフリースペース(エントランス右側)

外部向けセミナーや交流会を行っているフリースペース(エントランス右側)

── 御社のご移転の記事に、会議室の名前は全従業員参加型コンペで決定されたとありましたが…

そうなんですよ。「海-Sea」「森-Forest」「山-Mountain」「川-River」「苔-Moss」など10個あります。素晴らしいなと思ったのは、従業員が自発的に始めたコンペだったという点ですね。せっかく移転するんだから従業員も関与できたらいいな、という判断を従業員自らが行動を起こしてくれたんです。

なので、特に経営チームから「会議室の名前決めていいよ」とも一切言っておらず、完全に従業員主導でコンペから決定までを行ってくれました。やはり、クリエイティブなチームって素晴らしいなと思いますね。

前回の移転時も、自発的にオリジナルのIDカード用ストラップをデザインして配布してくれていて、今回の移転でも新しいデザインを考えてくれているようです。業務外のことでも「楽しむ」「コミュニケーションを取る」ということをためらわない姿勢があるからこそ、クリエイティブな仕事が務まるのだと思います。とはいえ、オフィス移転のようなイベントがあるからこそ、前述のような動きも生まれたのではないかと思うので、素晴らしい機会になったと思っています。

会議室「虹-Rainbow」

会議室「虹-Rainbow」

大会議室「桜」 ガラスの向こうに見えるのは社長室

大会議室「桜」 ガラスの向こうに見えるのは社長室

── 内装のこだわりポイントがあれば教えてください!

従業員やステークホルダーとの交流を大事にすることを第一に考えていたため、エントランスの仕切りをあえて設けないようにすることや、会議室の仕切りもガラス張りにしました。また、外部の方との交流エリアを広くして、エントランスの出入りの自由度も上げました。その分、執務室エリアの出入り口のセキュリティは強化して、開放感と高セキュリティを両立させています。オープンなオフィスの実現は、当社代表の小俣が徹底しているところですね。

また、エントランスを入ってすぐのフリースペースは普段は蛍光灯を点けているのですが、ダウンライトに切り替えることができるんです。なので、たとえば夜に懇親会を行う際などは、ムードのある雰囲気に変えることも可能です。これも当社代表のこだわりです。

正直、内装についてはまだ手を加えられる部分があると感じています。たとえば、会議室「海-Sea」はもっと海っぽくなるように、壁紙を青にしても良いかもしれません。未完成で余白を残したまま移転しているので、従業員が使っていく中で改良を加え、徐々に完成させていく、というのもいいのではないかと思っています。

松濤様


── 他にも未完成の部分はありますか?

会議室の名札がまったくついていない状態なんです。もちろん、入居までに絶対に間に合わせないといけない部分もありますが、移転してからカスタマイズしても支障がない部分もあるということを今回の移転で学びました。入居当初は、フリースペースには一切家具を置いていない状態だったので、従業員は驚いていましたね(笑)。

余白があるからこそ、絵を飾ろうか、とか、照明を変えてみようか、といった従業員同士のコミュニケーションが生まれます。「遊び」が残されているのは、ある意味良かったのではないかと思っています。

インタビュー後に完成した会議室の名札  会議室「湖」

インタビュー後に完成した会議室の名札  会議室「湖」

 

── ご移転の記事では、「宇宙(Space Ship)」というスペースを新設されたという内容を拝見しました。

そうなんです。内装については絶賛構築中ですが、現在は主に採用等で活用しているスペースです。当社は採用活動を積極的に行っており、未来の仲間をオフィスに招いてゆっくり話せるような環境を整えたいと考えています。

また、このスペースだけ壁にスモークがかかっているので、プライバシーが守られる作りになっています。なので、単に採用活動だけでなく、社内のキャリア相談なども「宇宙(Space Ship)」で行えるようになっています。

「宇宙(Space Ship)」の内装は今後アップデート予定

「宇宙(Space Ship)」の内装は今後アップデート予定

「宇宙(Space Ship)」からは渋谷ハチ公口のスクランブル交差点を一望できる

「宇宙(Space Ship)」からは渋谷ハチ公口のスクランブル交差点を一望できる

ゆったりした雰囲気の中で対話可能

ゆったりした雰囲気の中で対話可能

自然発生的なコミュニケーションが、イノベーションの創出や事業拡大へ繋がる

── ワークプレイスについて、大切にされていることを教えてください!

自社内でコンサルから開発、運用までを一貫して提供しているため、コミュニケーションを大事にしています。そのため、オフィスはワンフロアにこだわり、部署の垣根を越えてコミュニケーションができる環境をつくっています。

具体的には、席替えは自由に行ってOKとしています。システム開発の部署だけは固定席を採用しているのですが、その中でプロジェクトごとにやりとりがしやすいように席替えをするなど、運用は完全に従業員に任せている状態ですね。エンジニアだけが一箇所に集まることもできますし、プロジェクトのボリュームが大きく関係者が多い場合は、エンジニアとプロジェクトマネージャーとデザイナーが一箇所に集まるなど、自由に設定していいことになっています。

当社は出社とリモートワークのハイブリッド制を採用していますが、事業成長に合わせてオフィス移転をしていることがメンバーのモチベーション向上にも繋がり、実際は従業員の約60%以上が出社しているんです。直接密にコミュニケーションをとっているため、プロジェクトのスピード感も向上してイノベーションがうまれやすい環境になっていると思います。

執務にも休憩にも使えるラウンジスペース

執務にも休憩にも使えるラウンジスペース

また、様々なイベントを開催できる余裕のあるスペースを確保できるよう努力し続けています。前オフィスも移転直前は手狭になりつつありましたが、最後までラウンジスペースは死守していました。ラウンジスペースを潰せば座席を増やすことは可能でしたが、業務にかかわらず自由に交流ができる環境を確保したいという思いが強くあったからです。いまでもその考えは変わりません。

あと、セキュリティに干渉しない私物は自由に持ち込み可としています。筋トレグッズやゲーム機、楽器など、様々なものが持ち込まれ、執務室内のラウンジに置かれています。従業員同士の交流に繋がっているので、結果的に良い施策だったと思っています。

従業員が持ち寄って作り上げていく本棚

従業員が持ち寄って作り上げていく本棚

ハンモックのあるリラックススペース

ハンモックのあるリラックススペース

楽器やゲームも従業員が持ち寄ったもの

楽器やゲームも従業員が持ち寄ったもの

オフィスを充実させつつも、Slackをはじめ各種DXツールを導入し、リモートワーク社員との間でもコミュニケーションしやすいように取り組んでます。支社もあるので、オンラインで会議をする際の自由度も高まっています。良いオフィスだけではなくDXで柔軟な働き方をサポートすることが重要ですからね。また、リモートワークのメンバーの意見も吸い上げやすいように毎月1on1を実施したり、有志の勉強会なども定期開催したりと、コミュニケーションもデジタライズして向上させています。

防音個室ブースも完備

防音個室ブースも完備

── 今後の展望について教えてください!

現在は熊本と福岡に支社を構えていますが、今後も出社したくなるオフィスをコンセプトに、日本全国にオフィス展開できたらと考えています。

また、事業展開も積極的に行っていきます。DXが整っていない企業はまだまだたくさんあると思うので、もっと効率的に業務ができるようお手伝いできればと考えています。

松濤様


(photo・text:福家実咲)



アルサーガパートナーズ株式会社

会社HP https://www.arsaga.jp

入居物件 渋谷サクラステージSHIBUYAタワー

所在地 東京都渋谷区桜丘町1番1号

移転時期 2024年2月

移転規模 約840坪

利用人数 約310名

Facebookでシェア
Twitterでツイート

物件探しでお困りの方は、経験豊富な専任スタッフにお気軽にご相談ください。

電話で相談する

メールで相談する

0120-981-247

お問合わせ受付時間 平日 9:00 - 19:00

  • 全物件仲介手数料は無料

    全物件
    仲介手数料無料

  • 専任スタッフが契約までサポート

    専任スタッフが
    契約までサポート

  • 全国の賃貸オフィスの取り扱い

    全国の賃貸オフィス
    の取り扱い

関連する記事