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【BizteX】急成長するスタートアップを支えるオフィス。全員に情報が届き、増員しても変わらぬ一体感を生みだすために

データ入力などのルーティンワークを人の代わりに行う日本初のクラウドRPA『BizteX cobit』を開発し、テクノロジーでワークスタイルを変えていくことを目指すBizteX株式会社

ここ2年半の間にメンバーが急増し、計4回のオフィス移転を経験。13坪のマンションの一室から始まり、現在は約7倍にもなる100坪のオフィスを構えています。スピーディーに成長し続ける同社ですが、代表取締役Founder/CEOの嶋田光敏さんは、「社員数が増えても一体感は損なわれていない」といいます。

その秘密は、オフィスづくりや同社ならではのユニークな取り組みにある様子。スタートアップがチーム一丸となって成長するためのオフィスのあり方、組織のつくり方などについて詳しくお話を伺いました。(記事公開日:2019/12/11)

人が集まり、コミュニケーションによって情報が飛び交うオフィスづくり

── 直近2年半で4回もオフィスを移転されたと聞きましたが、その変遷について教えてください。

創業は2015年7月ですが、弊社が初めてオフィスを構えたのは、2017年3月です。泉岳寺にあるマンションの一室を借りていました。広さは13坪くらいでしたね。その後は事業の拡大と人員増加に伴って、2018年2月に表参道の30坪、同じ年の12月に渋谷の90坪と拡張移転。そして、2019年9月にこちらの新宿御苑前へ引っ越し、現在100坪のオフィスを使っている、という変遷です。

今回の移転では広さこそあまり変わらないものの、社員がより働きやすい環境を整える目的がありました。弊社は社員の約3分の2がエンジニアで、彼らのパフォーマンスを向上するには作業環境がとても重要だと考えていたので。

こうして改めて振り替えると‥‥オフィスの歴史は会社の歴史そのものですね。あっという間にここまできたな、という感じです。

BizteX_嶋田光敏さん

── それだけスピーディーに会社が成長してきたということですよね。

2015年に私一人で創業して、その1年後にCTOと出会って、数名の開発メンバーが加わって、今では40名弱にまで増えましたからね。ハイペースで社員数が増えていくのは「スタートアップあるある」ですが、だからこそ私たちは情報がきちんと行き届くオフィスと仕組みづくりを心がけているんです。

── 情報が行き届くオフィスと仕組みづくり、ですか?具体的に教えてください。

社員数が少なければ、全員に面と向かって話すことができますから、情報を共有するのは簡単ですよね。しかし、人数が増えるとそうもいかない。会社がどんな方向に進んでいるのか、今誰がどんな仕事をしているのか、規模が大きくなればなるほど見えにくくなります。特に新しく入社するメンバーは、情報をキャッチアップするのが難しいものです。そんな“情報の滞り”を放っておけば、やがてさまざまな支障が生じるでしょう。

弊社では、社員全員が一体感をもって働くことを非常に大切にしています。それを実現するためには、情報を隅々まで行き届かせることが必須。そこで、執務室とフリースペースを仕切る壁を一部ガラスにして様子が見えるようにしたり、経営会議をフリースペースで行うことで経営層以外の社員もオブザーバーとして話を聞けるようにしたりと、さまざまな工夫をしています。

BizteX_フリースペース

フリースペース

── 経営会議もオープンにしているんですね!その他には、どんな工夫がありますか?

情報がきちんと伝わるというのは、すなわち社員同士のコミュニケーションが盛んということですから、今回のオフィスには人が集まって会話できる場所をつくりたいと思っていて。

その一つが、今回新設したバーカウンターです。ちょうど昨日、私もここで社員と話しながらランチを食べましたよ。お昼時以外も、コーヒーを飲みながらちょっとした立ち話をしている社員がいたりと、よく利用されていますね。

BizteX_バーカウンター

バーカウンター

あとは、フリースペースやベンチ席にも自然と人が集まります。ベンチ席からは目の前に広がる新宿御苑の緑が見えるし、冬場だと昼間の日差しがとても温かくて、特に女性社員に人気ですね。

BizteX_ベンチ席

ベンチ席

自席では近くの限られた人としか話せませんが、こうやって人が集まる場所を複数設けることで、普段一緒に仕事をしない社員同士でも、頻繁にコミュニケーションをとれるようになったと感じています。

── どれも働きやすい環境につながる工夫ですね。オフィスづくりに関しては、社員のみなさんからのアイデアや意見も反映されているんですか?

そうですね。今回の移転では社員の働きやすさを重視していたので、みんなの意見を取り入れながら調整したいなと思って。ウィークリーミーティングで内観パースを提示して、意見を募りました。あとは、Slackでオフィス移転専用のグループを作成して、そちらでも声を吸い上げましたね。

こうして社員とコミュニケーションをとりながら内装を決めたことで、満足のいく環境を整えることができました。また、社員一人ひとりが「自分もオフィスづくりに関わっている」という感覚をもってくれて、とてもよかったと思っています。

BizteX_嶋田光敏さん

自由度の高い勤務体制に、独自の制度や行事。すべては働きやすさのため

── 他にも、働きやすさを意識した取り組みはありますか?

例えば、開発メンバーにはフルフレックス制とリモートワークを許可しています。特にリモートワークは多くのメンバーが利用していて。なかには、海の見えるエリアまで出かけるメンバーもいますよ。エンジニアは夜間にシステムメンテナンスをすることもあるし、クリエイティブな職種は好きな場所で働けたほうがいいだろうと思い、このような勤務形態を採用しています。

とはいえ、チームとしての一体感も重視しているので、最低限のルールは必要です。まず、月曜日と木曜日はオフィスに出社してもらう。そして、前日までにSlackの勤怠報告グループで、いつどこで働くかを申告してもらうようにしています。誰がどこで働いているかわかれば、社員同士でコミュニケーションがとりにくくなることもありませんからね。

── リモートワークを実践されているなかで、リアルな場としてのオフィスには、どのような役割があると思いますか?

私は、オフィスはインフラのひとつだと思っていて。会社のミッションを実現するために一人ひとりが働き、オフィスはその活動を支えるもの、という認識ですね。具体的には、社員がいつでも集まれる場所、そして集まったときには社内全体の動きがよくわかり、スムーズに業務ができる場所であるべきだと考えています。

あと、オフィスは会社の顔でもあると思います。お客さまや求職者が来社された際、オフィスを通じて会社のことがわかるような場所にしたいです。

BizteX_執務スペース

── リモートワークを推奨していても、やはりオフィスの存在意義は大きいんですね。話を戻して、他にも特徴的な制度はありますか?

あとは、エンジニア向けに技術投資制度を用意しています。チェアやモニター、開発マシン、書籍などを自由に選んで購入できる制度です。テクノロジーへの投資の一環として、開発者の働きやすい環境を実現したいと考えて導入しました。

制度の使い方は人によってさまざまで、「エンジニアはみんなチェアへのこだわりが強いのでは?」と予想していましたが、グレードの高いマシンを希望するメンバーも多かったですね。一人ひとりの要望に合わせて、柔軟に対応するようにしています。

それから、社員同士がお互いのことを深く知り、同じ方向を向いて働くために、合宿も行っているんです。直近では、「会社のバリューを再検討したほうがいいのでは」という意見があがったので、横浜で合宿をして議論しました。

社員一人ひとりが異なるキャリアをもっていて、考え方や仕事のスタイルも違う。合宿という深いコミュニケーションができる機会があれば、お互いの個性を理解でき、働きやすさも向上すると考えています。

BizteX_嶋田光敏さん

最新のテクノロジーで、世界中の人々の仕事を、暮らしを変えていく

── 最後に、御社の目指す未来について教えてください。

弊社では『BizteX cobit』というクラウドRPAを提供しています。わかりやすくいうと、データ入力や出力などのルーティン業務を代わりにやってくれるデジタルロボットです。

身近な例だと、スマホというツールが誕生したことで、移動時間にも仕事のメールをチェックできるようになりましたよね。それはいわば、“人の仕事を助ける”テクノロジー。一方で、『BizteX cobit』のようなRPAやAIは、“人の代わりに働いてくれる”テクノロジーです。

「AIやRPAが人の仕事を奪う」とよく言われますが、私はそんなことはないと思っています。なぜなら、テクノロジーと一緒に人も進化していきますからね。新しいテクノロジーを恐れずに、うまく使って、働き方を変えていけたら‥‥弊社のミッションである“テクノロジーで新しいワークスタイルをつくる”が実現できるはず。

さらにいうと、ワークスタイルだけでなく、ライフスタイルまで変えることができます。例えば、データ入力のような定型業務を1日2時間やっているとしましょう。それをクラウドRPAに任せれば、いつもより2時間早く家に帰って、家族との時間を長くとることができますよね。

最新のテクノロジーで、人々の暮らしを変えていく。それが、私たちの目指す未来です。

BizteX_ビジョン

── 御社のサービスが、未来の働き方や暮らし方に大きく寄与していきそうですね。オフィスについて、今後の展望はいかがですか?

今のオフィスもすごく気に入っていますが、2年後くらいには移転できればと思っています。RPAのマーケットは急成長中で、競合も増えているんです。そのなかで勝ち切るには、早く優秀なメンバーを集めて、早くいいプロダクトをつくって、早く多くのお客様に届けることが必要。それを考えると、2年後にはもっと広いオフィスに引っ越していたいですね。

あと、将来的には海外展開も視野に入れています。すでにRPAが浸透している欧米や、その逆にニーズが顕在化しつつある東南アジアにも進出したい。そうなったら、海外拠点も増やしていく必要があるので、その際はまたオフィスに遊びにきてくださいね。

── ありがとうございます。事業も会社も、今後ますます成長されていくのを楽しみにしています!

(photo:森田剛史/text:中島香菜)

BizteX株式会社

会社HP https://www.biztex.co.jp/

入居物件 壱丁目参番館

所在地 東京都新宿区新宿1-3-12

移転時期 2019年9月

移転規模 約100坪

利用人数 約40名

Photo Album

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取材を終えて

仲介担当:阪口

仲介担当:阪口

人の往来が多い賑やかな渋谷から、落ち着いた雰囲気の新宿御苑前へ移転されたBizteX様。移転先の条件として「働くメンバーが快適に仕事ができる立地」を重視されていました。他のエリアもご紹介させていただきましたが、中でも新宿御苑前は緑が多く、ターミナル駅にも比較的出やすいため、ご希望に近い物件を見つけることができて嬉しく思います。四季折々の自然が眼前に広がるオフィスで、BizteXさまの働く環境がより一層豊かに、実り多いものとなれば幸いです。この度は誠にありがとうございました。

内装担当:永澤

内装担当:永澤

今回のオフィスでは、社員の方々が「仕事しやすい」「ここで働きたい」と思えるようなワークプレイスの構築を目指しました。コミュニケーションと生産性の向上を目的とした集中ブースや、バーカウンター、木のベンチスペースなどは、以前のオフィスにはなかったスペースです。プロジェクト開始から完了までタイトなスケジュールではありましたが、嶋田社長はじめ、社員の皆さまの意見を取り入れながら進めていくことができました。今後のBizteX様の益々のご成長を期待しております。

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