HOME > officee magazine > オフィスインタビュー > 100坪〜300坪 > 【スペースマーケット】内装のテーマは「自由自在」。個々が自律的に好きな働き方を選べるコミュニケーションが生まれやすい雰囲気づくり
株式会社スペースマーケットさまがJRE神宮前メディアスクエアビルにオフィスを移したのは、2021年3月。賃貸物件探しでもっともこだわったのは「ランドマークになる物件」だそうです。
株式会社スペースマーケットさまに、新オフィスを選んだ理由や内装のポイントなどを伺いました。(記事公開日:2022/06/01)
ラウンジ
展示を兼ねたソファスペース
キッチンカウンター
10名用会議室。
6名用会議室
窓際の多目的スペース
執務エリア
ワークスペース
リラックススペース「芝生ゾーン」
本棚
コーポレートカラーの巨大ホワイトボード
立地の良さと人通りの多さ、そしてシェアスペース事業ができる物件というのが決め手になりました。新しいオフィスには、事務所としての機能だけでなく、ランドマークとしての機能も強く求めていました。「あそこにスペースマーケットあるよね」と言っていただけるようなビルを探していたんです。
シェアスペース事業ができる物件は、他にもいくつか選択肢があったのですが、裏路地やトラフィックが多くない場所が多くて。この物件は、すべての条件が満たされる希少なものでした。ビル自体の雰囲気やスペックにも満足しており、メンバーの感想を聞くとモチベーションアップにも繋がっているのを感じます。
内装のテーマは「自由自在」です。全体的にあえて作り込み過ぎずに、多様な用途で自由自在に使える可変性を残しました。具体的には、壁の間仕切りを最低限にして本棚やインテリアなどで仕切ったり、家具を可動式のものやスタック可能なものにしたりしました。特にラウンジは、キャスター付きの家具で揃え、様々な利用シーンに対応できるようになっています。
今後も急成長を目指す中で、社員数が増えたり、働き方が変わる可能性もあります。そんな変化にも常に柔軟に対応できるオフィスづくりをしました。また、間仕切りが少ないおかげで、お互いの顔が良く見え、風通しの良い社風を体現できるようになりました。周りの人の話し声が聞こえてくるのは、オープンなオフィスならではの良さだと思います。偶然聞こえた会話に参加したり、近くにいる人からアドバイスをもらったりと、コミュニケーションの取りやすい空間です。
内装の雰囲気としては、もともと物件が持つクリアなイメージを活かし、明るくワクワクするような空間づくりを意識しました。まず、壁面や柱にはコーポレートカラーのブルーとグリーンを取り入れ、当社らしさを感じられるようにしました。特徴的なのは、執務室にある大きなグリーンのホワイトボードです。ミーティングで利用するだけでなく、新入社員の歓迎メッセージを書いたり、お知らせを書いたりなど、楽しく使われています。
自由な働き方を大切にしています。リモートワークももちろん可能です。チームごとに週に1、2回の出社をしており、その他はどこで働いても自由です。フレックスタイム制も導入しています。毎日出社派のメンバーがいたり、ふらりと気分転換にオフィスに寄っていくメンバーがいたりと、オフィスに求めるものは各自バラバラな印象です。そのため、オフィスの使い方もあまりルールを設けず、個々が自律的に好きな働き方を選べるようになっています。
出社した際にメンバーが快適に利用できるよう、雰囲気の異なる執務環境を複数用意しています。集中できる執務室はもちろん、窓際のファミレス席やラウンジなど、気分によって環境を選べるようになっています。席もフリーアドレスなので、好きな席に座れます。執務室とファミレス席を行ったり来たりする方や、ラウンジにずっといる方など、人それぞれお気に入りの働き方があるようです。
また、コミュニケーションが生まれやすい雰囲気であること、社内外の人が来やすいオフィスであることを大切にしています。例えば、入り口すぐのラウンジは完全にオープンなスペースなので、社外の方もドロップインで利用できるようにしています。ラウンジでは催し物をすることもあります。執務室の中の「芝生ゾーン」にはクッションや本が置いてあって、育休中のメンバーがお子さんを連れてくることもありますよ。
それから、ラウンジのオープンキッチンにも人がよく集まります。お米や調理器具なども置いているので、ここでお昼ごはんを作るひともいます。少し多めに作って、他のメンバーにシェアしている光景も良く見かけます。誰かが料理をしていたら、だいたい何名か寄っていきますね。コロナによりリモートの比重が大きくなる中で、オフィスに来た際のコミュニケーションはとても大切です。明るくて広いキッチンつきラウンジができたことで、和やかな団らんが生まれやすくなりました。
様々な企業とのコラボレーションも考えています。ラウンジでは、静岡発のD2Cソファブランド「MANUALgraph(マニュアルグラフ)」さんとのコラボで、ソファのポップアップ展示を行っています。とても座り心地が良いソファで、社内外の方にも喜んでいただけるスポットです。今後も、このオフィスで新しい取り組みを積極的に行っていきたいです。
(photo:呂 翔華/text:呂 翔華・福家 実咲)
株式会社スペースマーケット
会社HP https://spacemarket.co.jp/
入居物件 JRE神宮前メディアスクエアビル
所在地 東京都渋谷区神宮前6-25-14
移転時期 2021年3月
移転規模 約146坪
【MCS】オフィスの立地や印象が良くなることは、目に見える「会社の成長」
2022/04/15
MCS株式会社さまがクローバー日本橋にオフィスを移したのは、2020年12月。賃貸物件探しでもっともこだわったのは「ネームバリューのある立地」だそうです。M...
【INDUSTRIAL-X】ワークプレイスの大切なテーマ「コミュニケーション」と「働きやすさ」が実現できるオフィスへ
2022/11/18
株式会社INDUSTRIAL-Xさまが愛宕山PREXにオフィスを移したのは、2021年4月。賃貸物件探しでもっともこだわったのは「東京タワーが見えるビルであ...
【ノイジークローク】テーマパークのような没入感のある空間。セキュリティ強化と自社スタジオ新設を叶えた「行ってみたくなるオフィス」の全貌
2025/04/15
株式会社ノイジークロークがオフィスを五反田佑気ビルに移したのは、2024年11月。オフィス探しで最もこだわったのは「ワンフロア占有であること」「大通り沿いの...
【SBI損害保険】「社員にとって一番いいオフィス」をテーマに、ボトムアップ式のオフィスづくりを実現。会社と社員、双方にベストな選択をし続ける
2024/12/19
SBI損害保険株式会社さまは2022年9月、住友不動産西新宿ビルに新しいオフィスを構えました。オフィスづくりで最もこだわったのは「社員にとって一番いいオフィ...
【伸和トータルエンジニアリング】「こうあるべき」という固定観念ではなく、「メンバーそれぞれがどう感じているか」を大切にできる環境
2023/08/02
株式会社伸和トータルエンジニアリングさまがいちご南森町ビルにオフィスを移したのは、2022年4月。株式会社伸和トータルエンジニアリングさまに、新オフィスを選...