HOME > officee magazine > ワークスタイル > 【キラメックス】同じ空間にいるからこそ感じる“つながり”がある。社員同士の交流を増やしながら、新しい働き方を支援する企業へ。
プログラミングやアプリ開発を学べる国内最大のオンラインスクール『TechAcademy(テックアカデミー)』の企画・開発・運営を行う、キラメックス株式会社。2017年11月、同社は渋谷駅から徒歩5分ほどの新築物件にオフィスを移転しました。
今回、新オフィスや働き方についてのこだわりを伺うため、コーポレートコミュニケーション室の新嘉喜(あらかき)りんさんを訪ねました。(公開日:2018/03/20)
以前は、親会社であるユナイテッド株式会社と同じオフィスにいて、他の関連会社も含め数社で同居していました。徐々に人数が増えてスペースが足りなくなってきたため、今回オフィスを移転することになったんです。できるだけユナイテッドの近くが良かったので、物件を選定し、徒歩数分の新築のPMO渋谷を借りました。
新築にこだわっていたわけではないのですが、社員が気持ち良く働ける環境ということで、ある程度の環境のビルを探していました。下見の時に、外を見渡せる大きな窓を気に入ったそうです。
ユナイテッドのオフィスと距離は数分程度離れていますが、同じような環境でみんなが仕事しやすいのではないかということで、この物件に最終決定したと聞いています。当時は、まだ他のフロアが埋まっていない状態で、選べたそうなのですが、末広がりの「八」ということで、8階を選んだそうです。
執務エリアと、会議室が3つあります。リラックススペースはユナイテッドのオフィスにあり、そちらを利用することができるんです。畳の部屋があったり、カフェにバリスタが常駐していたりと、非常に充実した設備があるので、私たちも気分転換がてら行くことが多いです。
執務エリアも会議室も、内装は非常にシンプルな造りになっています。ビル自体が白や黒を基調としたシックな雰囲気なので、テイストを合わせています。あえて内装を作り込まなかったのは、会社が大きくなって人が増えた時、柔軟にレイアウトを変更しやすくするためです。現在、キラメックスの社員数は20名弱ですが、今後もどんどん増やしていく予定です。
会議室の名前は特徴的だと思います。「VICTORIA」「UYUNI」「BIWA」と、すべて湖の名前になっているんです。ユナイテッドの会議室が「PACIFIC」や「NIHONKAI」など海の名前なので、水つながりの名前になりました。他にも、別のビルにあるユナイテッドのオフィスの会議室は、川の名前で「NILE」と「INDUS」、休憩エリアは港の意味の「HARBOR」となっています。
私たちはオンライン学習サービスを提供しているので、ユーザーさんやユーサーの学習をサポートしてくれるメンターさんも全国、全世界にいらっしゃいます。そのため、会議もオンラインで行うことが非常に多いんです。なので、すべての会議室に大きくて綺麗なモニターを設置しています。
また、会議室は椅子にもこだわっていて、座り心地がいいものを選んでいます。一番大きな会議室「VICTORIA」には椅子が12脚あるのですが、座り心地を重視し、圧迫感を出しすぎない適度なサイズのものになっています。
スペース自体は小さいのですが、図書館の自習室にあるような集中ブースを設けました。『TechAcademy』の受講生や受講生のサポートを行うメンターと、1対1のオンライン会議をすることが多いので、そういった際に利用しています。
「ハッピーフライデー」と名付けて、毎月最終金曜日にみんなで飲み会をしています。プレミアムフライデーとは違って午後休ではないのですが(笑)、キラメックスならではのイベントですね。
飲み会の費用は会社負担で、幹事は社長や役員を含む全員で毎月交代制にしています。幹事をやってもらうことで、調整力や気配りなど社会人として大事なスキルを高める目的もあります。毎回、幹事メンバーが自主的にコンテンツを2つ3つ用意してくれて、みんなでゲームをしたりして楽しめるような会になっています。
キラメックスでは、プロダクトを中心としてチームが構成されており、「みんなでサービスを作ろう」という風土があります。エンジニア、デザイナー、CS、営業などのメンバーの距離が非常に近く、プロダクトについて意見交換や提案がポジション関係なく活発に行われています。今後、会社が大きくなって事業が増え、部署が分かれたりしても、極力コミュニケーションが減らないようにしたいと思っています。飲み会では全社員がごちゃまぜになって交流できるので、仕事で関わる機会が減ったり、異動や新チームが構成された時など、とてもスムーズに進められているとメンバーからは好評です。
あと、ハッピーフライデーとは別に、社内の「ランチ会」というものを毎週月曜日に開いています。「ランチ会」では、ランダムでチーム分けしたメンバー6人ぐらいでランチへ行き、その週あったことや最近気になっている話題、新サービスについてなど話します。部署を超えた会話が生まれますし、IT業界のトレンドについての情報交換ができていると感じますね。
さらに、ユナイテッドグループ全体の「交流会ランチ」というものも行われているんです。偶数月に1度、ユナイテッドのグループ会社の社員がランダムにシャッフルされたメンバーでランチをしています。グループ会社でも各社事業は様々ですので、異なる事業や文化の会社の方々と交流できる機会はとても貴重です。
「ランチ会」自体は昔から全員参加で行われていたのですが、一番最初はエンジニアと営業の交流を図ることが目的だったんです。お互いに日々疑問に思っていることや分からないことを、お昼ごはんを食べながらざっくばらんに話そう、という趣旨でした。しばらく続けているうちに、いつしかランチ会を設けなくても、お互いの理解度は増し、聞きたいことを気軽に聞ける関係性になってきて。全社的に人数も増えてきたので、2017年の11月からシャッフル制にして、現在の形になりました。
福利厚生として住宅手当を支給しています。若いメンバーが多く、一人暮らし率も高いので、オフィスから半径2キロ圏内に住むと月3万円の補助が出るんです。社員の通勤ストレス軽減を一番の目的としています。
また、リモートで働いているメンバーもいます。0歳のお子さんがいるママ、関西で働いている方などです。こうした新しい働き方もどんどん試していきたいですね。
私たちはオンラインでプログラミングやデザインなどのITスキルを習得できるサービス提供しているので、オンラインだからこその場所や時間を選ばない新しい働き方にも取り組んでいくべきだと思っています。なので、そういったサービスを提供する私たち自身も、新しい働き方や個人の夢を実現できるような働き方を積極的に取り入れていきたいと考えています。
社員同士がつながりを感じられる場所だと思っています。業務上はオンラインでやりとりすることが多いので、パソコンさえあればカフェや家でも十分仕事はできます。でも、オフィスで挨拶して、みんなの顔を見て、分からないことがあったらすぐ横にいる人に聞いて、というコミュニケーションが密にできるのはいいですね。密なコミュニケーションがとれるからこそ、無駄やすれ違いが少なく、意思決定が速くできたり、ディスカッションの頻度が上ったりサービスづくりのメリットは大きいと思います。
(photo:森田剛史/text:五月女菜穂)
【atama plus】オープンなオフィス環境と、カルチャーづくりを意識して。AIを活用した学習教材で、教育の未来を変えていく
2019/01/23
AIの技術を活用し、子どもたち一人ひとりに合わせたオーダーメイドな学習教材「atama+」を提供するatama plus株式会社。2018年9月に移転したオ...
【リアライブ】良いオフィスは、優秀な人材採用のために欠かせないもの。経営理念を浸透させ、社員にとって快適な空間へ
2018/09/06
「入社3年後のミスマッチをなくす」という経営理念のもと、新卒・中途採用支援の事業領域に力を注いでいる株式会社リアライブ。同社は2018年4月に本社オフィスを...
“ご近所さん”のような距離感で、人々が交わり合う空間を。デザインを通じて緩やかな繋がりを生むコワーキングスペース「flat5」とは
2018/05/15
茅場町にあるコワーキングオフィス&シェアスペース「flat5」。緑あふれる居心地のいい空間が、訪れる人々の心を惹きつけています。一般的なコワーキングスペース...
【フロムスクラッチ】生産性の向上と働きやすさを追求して。隅々までこだわり抜かれた、急成長企業のオフィスとは?
2019/02/27
株式会社フロムスクラッチは、月額5万円から始められるデータマーケティングプラットフォーム「b→dash」の開発、提供を手掛けている企業です。2018年11月...
【SPBS】こだわったのは、オフィスと本屋の一体感。カルチャーの発信地「奥渋谷」で、様々な人が交差する場所へ
2018/02/22
「ヒトとモノとジョウホウが行き交い文化が育まれる場所になる」という企業理念を掲げ、雑誌・書籍の編集や、店舗のプロデュース、イベントの企画立案などを行う、合同...