HOME > officee magazine > ワークスタイル > 【アトラエ】遊ぶように働いて、働くように遊べるオフィス。内装全面リニューアルに込めた思いとは
IT/Web業界に強い求人メディア『Green』や、組織改善プラットフォーム『wevox』、ビジネスマッチングアプリ『yenta』などを展開する、株式会社アトラエ。2016年6月に東証マザーズに上場し、急成長中のHRテック企業として注目を集めています。
同社は2017年1月、オフィスの内装を全面リニューアル。西海岸風のオープンな空間に生まれ変わりました。チェアやソファなどの家具を一つずつ丁寧に選び、特注でカフェカウンターをつくるなど、随所にこだわりが詰まっています。
今回はそんな内装リニューアルに込めた思いを探るべく、広報担当の南 香菜絵さんにオフィスを案内していただきました!(公開日:2018/03/06)
現在、アトラエさんのオフィスは2階と6階の2フロアに分かれています。
まずは6階の執務スペースから覗いてみましょう。
エントランスは白を基調としていて、すっきりとした印象。壁一面の植物が目を引きます。
中に入ると、執務スペースが広がっています。「全員が一つの空間にいられること」を大切にされているそうです。天井が抜かれていて開放感があり、通路も広々。
毎日長時間使うイスにもこだわりがあり、「疲れにくさ」を重視したEAMES社の製品を採用。きちんと座ることはもちろん、背もたれを倒してゆったりと座ることもできます。中には、バランスボールに座って作業をする方も。
奥では、社員の皆さんが真剣に議論されていました。取締役以外の役職が存在しないという非常にフラットな組織で、事業部や職種を超えたコミュニケーションが活発なのだそうです。
執務スペース脇には、ファミレス席を設置。会議室に行くまでもない、ちょっとした打ち合わせの際によく利用されています。
ファミレス席の裏側は、可愛らしいゴミ箱になっています!もちろん特注です。
そして注目すべきは、執務スペース隅にある「英語の部屋」。なんと、一流講師によるビジネス英語の指導を受けることができるんです!アトラエでは「世界中の人々を魅了する会社を創る」というビジョンを掲げており、英語習得に意欲的なメンバーも多いそうです。
6階には屋上テラスがあり、少し外に出てリフレッシュしたい時にも活用できそうです。
続いて、会議室やセミナースペースのある2階にやってきました。
受付を入った場所にある白い壁の奥を覗いてみると・・・
ここは会議室になっていました。大きなデスクは、執務スペースで使われているのと同じもの。窓際の壁が一面植物になっていて、細部にもこだわりを感じます。
こちらは、広々としたセミナースペース。約40名収容可能だそうで、全社会やエンジニアのミートアップなどのイベントでよく利用されています。座席の足元には、電源を完備。
ホールの奥に進むと、ソファスペースが広がっていました。ソファは、小柄の女性であれば2人並んで座れるほど大きなサイズ。まるで家のように、ゆったりとくつろげる空間になっています。壁にはアート作品がランダムにレイアウトされていて、とてもおしゃれ。
こちらは、執務スペースと同じ形のファミレス席です。星柄やストライプのクッションも、オフィス内のあちこちに置かれています。
壁には、「Attract people in the world(世界中の人々を魅了する)」の文字。アトラエのビジョンに紐付いていて、グローバルカンパニーを目指すという強い思いを感じます。その周りには、メンバーの皆さんの夢や思いが書かれていました。
同じエリア内には、特注のカフェカウンターを設置。コーヒーやワインを飲むことができ、イベントや休憩の際によく使用しているそうです。
以上でオフィスツアーは終了です!ここから、オフィスのこだわりやアトラエの働き方について、南さんにお話を伺いたいと思います。
2014年から入居しています。移転先を探す際、「クリエイティビティを大切にして、遊び心のあるオフィスにしたい」という思いがあったので、その雰囲気に合う街ということで麻布十番を選びました。弊社は以前のオフィスからずっとこの街に拠点を置いていますが、このビルに移転してきた当初は2階のみでした。2016年の12月に人数が増えてきたので6階を増床して、そのタイミングで内装を全面的にリニューアルしています。
以前はアンティーク風の家具を置いたり、木材もダークブラウンが多かったりと、シックなデザインでした。ライトも少し明るさを落としていて、バーのような雰囲気でしたね。今回はイメージをガラッと替えて、西海岸風の明るいオープンな内装にしています。「居心地がよく、遊び心がある」空間を意識しました。
オフィスのあちこちに、西海岸を連想させるアイテムが置いてあります
リニューアル後のオフィスに求めたのは、「遊び心溢れるクリエイティビティな雰囲気」です。アトラエでは、仕事とプライベートをはっきり分けずに、遊ぶように働いて、働くように遊んでくれたらいいなと思っています。働くことと遊ぶことって、実はシームレスで切り離せないものだと考えていて。オフィスにいる間も遊ぶように働けるように、過ごしやすく快適な空間に仕上げました。
そうですね、家具を選ぶ際にもかなり意識しました。よく社外の方に驚かれるのですが、2階は事前に共有すれば土日にプライベートで利用することも可能なんです。たとえば、友人を招いて飲み会をするのもOK。アトラエには子供がいる社員も多いので、全社イベントの際には、ここで男の子たちがサッカーをしていることもあります(笑)。
動き回って遊ぶには十分な広さ
働き方に関しても、かなり自由度は高いと思います。オフィスの近くに住んでいるメンバーが多いので、例えばランチを家で食べてくる人もいますし、いったん保育園に子供を迎えに行ってまた戻ってくる人もいたり。中には、雨が降りそうな日に早めに帰宅して、家で仕事をしている人もいますよ(笑)。
アトラエでは、これという決まったルールはありません。生産性のある働き方とは何か?を考えた時に、家族(子供)のことが心配で働けないとか、時間や場所の制約があって働けないとか、そういう無駄なストレスを抱えずに済むように、あえてルールを設けていないんです。
家族構成やライフイベントは人それぞれなので、個人個人にとって最適な働き方をしてもらっています。もちろん、やるべき仕事はきちんとやる、というのが大前提ですけどね。
社員全員が無駄なストレスなく長期にわたってイキイキと働くことを大切にしている会社なので、こうした個人的な事情があれば、ケースバイケースで働き方が変わっても何も問題ありません。
オフィスも働き方も、型にはまっていないのがアトラエらしさなんじゃないかな、と感じるんですよね。2階に関しても、元々はそこまで多様性のある使い方を意図して作ったわけではなかったのですが、今では使い方をはっきり決めなくて良かったのかなと思っています。
今後移転をしたとしても、執務スペース全体を見渡せるレイアウトであったり、遊び心を持った空間設計にはこだわっていきたいですね。現在アトラエは社員の平均年齢が28歳で、今後結婚していく人もきっと増えてくると思います。柔軟な働き方を大切にしているアトラエらしく、もっと子供を連れてきやすいオフィス環境もつくっていきたいと思っています。
今回の内装リニューアルでも実感したのですが、たとえ同じ立地で同じ空間にいても、働く環境は自分たちの手でどんどん良くすることができます。やれることはまだ沢山あるはずなので、今後も社員の声を吸い上げながら、新しいことに積極的にチャレンジしていきたいです。
(photo:服部健太郎/text:佐藤由佳)
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