
【アグリメディア】全員出社は木曜日だけ?農業ベンチャーならではなオフィスのありかたとは──代表取締役社長・諸藤氏インタビュー
「農業を活性化・効率化する優れたプラットフォーム(場)の提供により、日本の農業の発展に貢献する」ことをミッションに掲げ、様々な事業を展開するのは農業系ベンチャーの株式会社アグリメディア。
2017年6月には新オフィスへ移転し、同社はさらに成長し続ける環境を築き上げていきます。そこで今回、同社代表取締役社長の諸藤貴志氏にオフィス遍歴から同社のワークスタイル、また今後の展望を伺いました。(公開日:2017/08/24)
首都圏各地にメンバーが散らばるからこそ、本社はアクセスのいい新宿にこだわった

── これまでのオフィス遍歴を教えてください。
一番はじめは自宅です。自宅兼オフィスとしてスタートしました。その後、資金調達を機に住友不動産のマンションの一室に移転し、1LDKの間取りで1年いました。その次も住友不動産で、60坪の1LDK、SOHOオフィスで。そこは共用施設にジムやシャワーもあったので快適でしたね(笑)。さらにその次は同じ物件の別部屋に移転しまして、引越し作業も自分たちで荷物を運んでやっていました。
そして2017年6月に、いまの新宿のオフィスへ移転しました。新宿という立地にはこだわりがありまして、活動拠点が首都圏に転々とあるので、なるべく全方位から集まりやすいところが良かったんです。そしてマンションよりもオフィスビルの方が信頼度が高まると思い、いまの物件に決めました。
── オフィス設計のこだわりポイントはありますか?
居抜き物件だったため、現在はそこまでレイアウトをいじれていないのですが、コミュニケーションが活性化する空間にしたいと思っています。弊社はもともと別の文化の企業が一緒になっているので(2017年4月に株式会社アグリ・コミュニティを100%子会社化)、相互理解が深められるようにしたいなと。
そのため、社内イベントとしては「アグリ会」という、新鮮な野菜を食べながら交流を深める会を定期的にやっています。イベントは準備に意味があると思っていて、特にコミュニケーションを深めてほしいメンバー8名を幹事に任命し、協力して食事や飲み物を手配してもらっています。
「木曜日だけは全員出社の日」農業系ベンチャーだからこそのユニークなワークスタイル

── 農業系ベンチャーだからこその、オフィスの特徴は何かありますか?
農園に通っている社員が多いため、デスクはフリーアドレスになっています。また農園の都合で週1回しか来ない社員もいたりするため、「木曜日」だけは全員オフィスへ出社するのがルールとなっています。
そのため部署単位のミーティングなどは全員が集まる木曜日に行ったり、全社での朝会も木曜日に行っています。それ以外はSkypeでミーティングをしており、社外の方との打ち合わせもSkypeを使うなど、ミーティングスタイルは非常に合理的だなと思います。
ちなみに農園には合わせて200名近くアルバイトがいるのですが、アドバイザーとして野菜づくりを教えていただいている65〜70歳の年配の方々が多いんです。たまにその方々がオフィスにいらっしゃったりするので、ベンチャーとしてはユニークな光景ですよね。

── 組織づくりで意識されていることはありますか?
やはりベンチャー企業としては、常にチャレンジする姿勢でありたいですし、社員にもチャレンジし続けてほしいなと。そのため年齢や役職によって発言力が偏らないよう、フラットな組織を目指しており、「階層をつくらない」というのを意識しています。
そして行動指針の1つに「挑戦試行」というのを掲げていまして、失敗を恐れずにチャレンジすることを大切にしています。実際、2017年9月に野菜づくりを教える学校を開校するのですが、これは社内の意見から出てきたアイデアなんです。事業のこと、ワークスタイルのことまで社員からの声があがれば「やってみよう!」という文化はありますね。
── 御社の「働き方」の特徴はありますか?
弊社の場合、いろいろな職種のメンバーが集っているのですが、それぞれ働き方が異なりますし、雇用形態も様々です。エンジニアであれば在宅ワークを週2回許可していたり、それこそ農園で働くメンバーは木曜日以外オフィスへ出社しなかったりと、それぞれの職種においてパフォーマンスを最大限発揮できる働き方を大切にしています。
オフィスは会社も社員も成長し続け、価値を生み出すための場所である

── 御社にとってオフィスとはどんな存在でしょうか?
我々はミッション達成のために事業を行っていて、それに繋がるコミュニケーション、インプットができる場所、それがオフィスだと考えています。
弊社のミッションは「農業を活性化・効率化する優れたプラットフォーム(場)の創出により日本の農業の発展に貢献する」というものなのですが、ミッション達成のためには目の前の業務だけでなく、常に新しい価値を創り続けていくべきだなと。
そのため全部署が新規事業をやるべきだと考えていますし、所属していない部署の情報が入ってきたりと、新規事業のアイデアが生まれる環境がオフィスの理想だと思います。
── 最後に今後の展望を教えてください。
ベンチャー企業として、これからも成長し続けてインパクトを出していきたいです。そのためには社員一人ひとりがレベルアップしていく必要があるため、会社も社員も成長し続けられる環境をこれからも大事にしていきたいですね。
(text:永田優介)












