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日本一の高層ビルが東京駅前に誕生。2027年完成予定の「東京駅前常盤橋プロジェクト」とは

2027年、東京駅駅前に「あべのハルカス」を超える日本一の高層ビルが誕生します。その名は「東京駅前常盤橋プロジェクト」。三菱地所が主体となって取り組んでいる、大規模な再開発事業です。

東京駅周辺といえば、日本橋1丁目でCOREDO日本橋を含む一帯の再開発が進められているほか、八重洲口側では2023年~2024年にかけて3棟の高層ビルと巨大な地下バスターミナルを建設予定。そんななか竣工をひかえている日本一の高層ビル「東京駅前常盤橋プロジェクト」とは、一体どのような計画なのでしょうか?

(公開日:2019/05/15)

「東京駅前常盤橋プロジェクト」の立地

「東京駅前常盤橋プロジェクト」は、国家戦略特別区域の認定事業として開発が進んでいる計画です。対象地域となっているのは、東京駅の北側で日本橋川に面した一帯。近隣は大手町や日本橋、丸の内などの一等地で、数多くの有名企業が本社を構えるエリアです。

東京駅前常盤橋プロジェクト_計画地の地図

まずは、三菱地所が制作した公式のPR動画をご覧ください。

江戸城の玄関口として栄えた歴史ある街、常盤橋エリア。大手町や丸の内、八重洲、日本橋などに囲まれた立地で、まさに東京の中心にふさわしい、注目の大規模再開発なのです。

東京駅前常盤橋プロジェクト_A棟とB棟の完成予想図

(左:A棟/右:B棟)

「東京駅前常盤橋プロジェクト」は、メインであるA棟・B棟2つの高層ビル、C棟(地下変電所と広場)、D棟(下水ポンプ所)から成ります。A棟は2021年に完成予定で、B棟は2027年の竣工を目指しています。後から完成するB棟が、高さ390mの日本一高い高層ビルとなる予定です。

着々と進行する、既存ビルの取り壊し

「東京駅前常盤橋プロジェクト」は、2016年から段階的に計画が進められてきました。

まずA棟の完成予定地となる場所にあった大和呉服橋ビルと旧JXビルを解体。続いて、日本ビルの部分解体を行いました。部分解体によって発生する振動や騒音などの負担を、残っているテナントへ極力与えないよう、「縁切り解体」と言われる特殊な工事が行われたそうです。

(ちなみに日本ビルの代表的なテナントといえば、隣の大和呉服橋ビルから移転してきたパソナグループでした。同社はビル内に牧場をつくるなど、画期的な取り組みをしたことでも話題を呼んでいます。日本ビルは2022年ごろまでの定期借家だそうなので、残った企業の移転先にも注目したいところです。)

東京駅前常盤橋プロジェクト_取り壊しと建築の順序

2018年2月に、解体後の跡地でA棟が先行して着工しました。地下変電所と広場からなるC棟と、下水ポンプ所のD棟も同時に工事中。その後、朝日生命大手町ビルと日本ビルの残りを全て解体し、2023年頃から日本一の高層ビルとなるB棟の工事を開始します。2027年には、すべての街区で工事が完了する見込みです。

また、大通りを挟んだ先にあるJFE商事ビルも解体予定。これによって、日本経済の父であり新一万円札の顔となる渋沢栄一の銅像が立つ、常盤橋公園の敷地が広くなります。すぐ脇にJRの線路が通っている場所なので、緑化の進み具合が目に見えて実感できそうです。

東京駅前常盤橋プロジェクト_常盤橋公園の渋沢栄一像

常盤橋公園の渋沢栄一像

東京駅前常盤橋プロジェクト_解体されるJFE商事ビル

解体されるJFE商事ビル

2021年にA棟と広場が先行完成

呉服橋交差点に面した街区南東に位置するA棟は、2018年2月に着工し、2021年に完成予定です。

A棟は地上40階・高さ212mという規模で、日本一の高さとなるB棟(地上61階・高さ390m)と比べると約半分程度。しかし、延床面積約146,000㎡のオフィス・店舗が完成することで、約8,000人の就業者を収容できるそうです。

東京駅前常盤橋プロジェクト_A棟の建設予定地

A棟で注目すべき特徴としては、下記の4つが挙げられます。

①アクセスの良さ

東京駅日本橋口前至近に立地し、東京メトロ東西線大手町駅コンコースと直結予定。

②約8,000人の就業者を収容可能なフロア面積

オフィス有効面積は約23,400坪、フロア面積は約780坪の無柱空間を確保。

③カフェテリア等の共用サービススペースが充実

約8,000人の就業者が集うコミュニケーションハブとして、3階と8階に就業者の共用サービススペースを拡充整備。3階では「食」をテーマに、健康をサポートしながらランチタイム以外の就業者間のコミュニケーションを促進する共用カフェテリアやイベント・ミーティングスペース等、新しいスタイルのワークプレイスを提供。

④3,000㎡の緑と風の広場を先行整備

A棟の前面には、約3,000㎡の緑化スペースを先行して整備。広場内には、日本橋川沿いの緑豊かな親水空間、風が心地よい芝生空間、建物とダイレクトに繋がる外階段等を整備予定。

東京駅前常盤橋プロジェクト_A棟低層部と広場のイメージパース

A棟低層部・先行整備広場イメージパース

2027年のB棟完成時には、広場の面積が3,000㎡から7,000㎡にまで拡大します。サッカー場の広さほどある敷地が緑化され、広々とした芝生が広がるとのことで、東京駅周辺のイメージもがらっと変わるかもしれません。

日本一の高さとなるB棟は、2027年完成を目指す

2019年4月現在、日本一の高さとなる「東京駅前常盤橋プロジェクト」B棟については、まだ詳細が公開されていません。計画によると2023年には着工予定とのことなので、そろそろ具体的な情報が解禁されるのではないでしょうか。

東京駅前常盤橋プロジェクト_開業時の大規模広場イメージパース

全体開業時の大規模広場イメージパース

東京駅最大規模、日本一の高さを誇る「東京駅前常盤橋プロジェクト」。今後も最新の情報に注目していきたいところです。


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