HOME > officee magazine > オフィスインタビュー > 50坪〜100坪 > 【糸井会計事務所】会計事務所の新しいカタチ
今回は墨田区、錦糸町を拠点とする会計事務所、糸井会計事務所(株式会社TiAn)さんへインタビューに行ってきました!
「会計事務所」と聞くと、個人で営まれていてマンションの一室を事務所代わりに……というイメージも浮かびますが、そんなイメージを覆される新オフィスでした。(最終更新日:2014/02/05)
まずは高級感溢れるエントランス。どこか温かみもあり、「迎えられている」印象を強く感じました。
はじめて来た人でも、会社に対しての安心感が強まりそうです。エントランス左手にはメインの会議室があります。
大きなテーブルに立派なイス!そしてそんなイスがたくさん並んでいます。
エントランスを回りこむとサブの会議室。こちらは先ほどと対照的な白いチェアが並べていて、明るくシンプルな印象を受けました。
メインの会議室に戻りまして、代表の糸井さんにお話を伺っていきたいと思います。
まず、前のオフィスでは手狭でそれ以上人が入りきらなくなってしまったのが、移転のきっかけです。また、前の会議室はパーティションだけでしっかり区切られておらず、スタッフの電話対応なども聞こえるような状態でした。会社の機密情報をお話しする場なので、落ち着いた会議室を設けたいという希望がありました。
新規のお客さまにも事務所にお越しいただくので、お客さまに与える印象も良くなるのではと考えていました。採用面でもそうですし、移転をするといろいろ良くなることがあると思っていましたね。
町のお医者さんと同じように、会計事務所にとっても地域に根ざすメリットというのがあります。やはり近い方が、何かあった時にすぐお会いしてご相談ができます。
そもそも錦糸町を拠点に選んだのは、山手線の内側には10~20人規模の会計事務所がたくさんあり、少しエリアを外すことで競争が緩くなります。このエリアで頑張れば、地域で一番を目標にできる、目指したいと思い選びました。
移転先として、秋葉原や両国など周辺の候補も考えられましたが、やはり錦糸町はターミナル駅でアクセスが最も良いので、錦糸町に決めていました。
これまで会計事務所というのは、お客さまのところに訪問して、いろいろ相談を受けるのが普通でした。もちろん、今でもそれが主流です。どうせお客さまのところに行くのだから、オフィスは自宅でもマンションの一室でもどこでもいい、というわけです。
当社は、お客さまのもとへ行くのではなく、近くの方に来てもらうという、来客型のサービスを提供しています。こちらの移動コストを削減できるので、その分、リーズナブルな顧問料でサービスを提供できるのです。お客さまに来ていただく以上、オフィスの構えは大事になります。“雑居ビル”ですと難しいですし、ビルエントランスは洗練された雰囲気のあるところがいいと思っていました。
エントランスの見栄えもそうですし、全体的に落ち着いた雰囲気にしたいということ。そして、お客さまが安心してお話しができる、落ち着いた会議室が必要でした。大きなテーブルとイスがあり、“法律事務所”のような会議室をイメージしていました。実際、会議室にはダーク調の机を置き、ブラインドも茶色にしてもらいました。ライトも蛍光色ではなく暖色系のものにしています。
前のオフィスをご存知のお客さまにも好評で、「いいオフィス」「すごく立派なオフィス」と褒めていただけたので嬉しいですね。
会計事務所は、帳簿や紙の書類が非常に多くなりがちなのですが、ペーパーレス化に取り組んでいます。これまでですと、お客さまごとのボックスを取りに行って、ファイルや書類を探して……という流れでしたが、電子データで保存することで検索も容易で、効率化できます。全員デュアルモニタを早くから導入していて、できるだけ業務の無駄を省いています。キャビネットのスペースを最小限にできるので、オフィス賃料を抑えられるというメリットもあります。
ただ、執務室はゆとりあるようにしています。まだ10名ほどの組織ですが、売上を増やしスタッフを採用し、3~5年以内には20名ほどの規模に成長したいと思っています。
クラウド会計ソフトで自動的に帳簿をつけたり仕訳をしたりといったことはできてしまうので、単純な仕訳作業でお金をとっている事務所は、厳しい部分があるかもしれません。ただ、いくら自動でできるといっても、決算の申告など、専門的な知識がないと難しい部分では、会計事務所という存在が必要だと思います。
自動でできることはお客さまの方でやってもらい、その分ローコストでサービス提供できるというのも、一つのあり方でしょう。当社は経営理念に「お客さまと共に成長する」を掲げています。私もゼロから会社を興していますので、経営者として成長し、お客さまと経営者としてのお付き合いをし、税務や会計だけではないアドバイスができるようになりたいと願っています。
営業担当:隅中
糸井様からお問い合わせをいただいたのは、ちょうど墨田区のコンテンツ作成をしている時でした。初めて墨田区案件を担当させていただくということで、大変喜んだのを覚えています。
以前のオフィスは天井が高く、大きなバルコニー付き。ビルのグレードも申し分ない物件でした。糸井会計事務所様は来客型の会計事務所で、ビルエントランスや駅からの距離など、クライアントからの印象も非常に大切なポイントとなりました。重厚感あふれる洗練されたオフィスが完成し、僕も非常に嬉しいです。
是非また一緒にお仕事ができるよう願っています!
編集担当:梁原
旧来のあり方を疑って、もっとお客さまのためになる方法を模索する。会計事務所というフィールドでの、糸井会計事務所さまのそんなチャレンジが、新オフィスから伝わってきました。本来はお客さまを迎えられる、大変座り心地の良いイスでインタビューをさせていただきました(笑)。糸井会計事務所のみなさま、取材へのご協力、ありがとうございました!
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