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Soup Stock Tokyo

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企業と社員を“ぬくもり”で結ぶ。スープストックトーキョーの新しい取り組み「オフィススープ」に込められた思いとは?

(撮影:服部健太郎、書き手:澤木)

「働く人に寄り添う“オフィススープ”、はじめます。」

2017年4月、株式会社スープストックトーキョーから一本のリリースが発表されました。

新宿ミライナタワーに移転したLINE株式会社の新オフィス内で、Soup Stock Tokyoのサテライトブースを設置。さらに、冷凍スープの販売も開始したというのです。

「オフィスでスープストックが食べられるなんて最高だ・・・」と思いながらリリースを読んでいると、「事業そのものはもちろん、働くスタッフに対する考え方、働き方の在り方などに共感できる企業様、団体様とともに」というフレーズが目にとまりました。

この取り組みには、ただオフィスの中で販売するようになったというお知らせに留まらない、Soup Stock Tokyoの強い思いが込められているのではないか。詳しくお話を伺うべく、中目黒にある株式会社スープストックトーキョーで「オフィススープ」を担当されている井上達矢さんを訪ねました。(公開日:2017/06/27)

スマイルズ_井上様01

企画商品部 ECグループ グループマネジャー / 経営管理室 井上達矢さん

── LINE株式会社で、「オフィススープ」の販売を開始されたそうですね。この取り組みをはじめたきっかけを教えてください。

Soup Stock Tokyoは1999年、「世の中の体温をあげる」スープ専門店としてスタートしました。創業者の遠山の頭の中に、女性がスープをすすってほっとしているシーンが思い浮かんだところからはじまっています。

Soup Stock Tokyoを「秋野つゆ」という人物に置き換えて考え、彼女が好むであろう食やインテリア、お客様は彼女の友達、といった具体的なイメージを膨らませながら立ち上げた事業です。

余計なものは使わず、素材や調理法にこだわったスープを提供しており、現在では都内を中心に約60店舗を展開しています。

創業から18年経った今、Soup Stock Tokyoをとりまく社会環境は大きく変化していて。もちろん“秋野つゆ”さんのライフステージも、当時とは大きく異なります。そこで去年あたりから、これまでの「働く女性が1人で気軽に食べられるおいしいスープ」から描くシーンを拡げ、大人数でゆっくりと食べるスープや、ご自宅でお子様と食べるスープなど、あらゆるシーンでの「スープのある一日」を展開してきました。

その1つとして実践したのが、冷凍スープのパッケージリニューアル。今まで湯煎でしか調理できなかったものを、電子レンジで温めて簡単に調理できるように改善したんです。これがきっかけで、店舗やご家庭だけでなく、様々なシーンでより気軽にスープをお召し上がりいただけるようになりました。

スマイルズ_スープ

── 店舗で注文するような本格的なスープを、より手頃に食べられるようになったんですね。

はい。ちょうどその頃、LINEさんからお問い合わせがありまして。「今度オフィスを移転するにあたり、カフェテリアで福利厚生の1つとして社員にSoup Stock Tokyoのスープを提供したい」とご相談いただいたんです。まだオフィスが完成する前、2016年夏頃でした。

LINEさんは渋谷のヒカリエに入居していた時も、カフェテリアでお弁当を提供していたそうなんですが、もう少し食べてほっとするようなものを社員に提供できないか、という声があって。Soup Stock Tokyoなら、“ぬくもりや手触り感”みたいなものを提供できるのではないか、ということでお声をかけていただきました。

店舗を中心に展開していたSoup Stock Tokyoにとっては新しい試みだったので、まずはお話を伺うところから、探り探りのスタートでしたね。

スマイルズ_井上様02

── お話をすすめるなかで、どのような“思い”に動かされたのでしょうか?

LINEさんがオフィス移転するにあたり重要視していた、「CLOSING THE DISTANCE」というコンセプトです。会社と社員、さらには社員とその家族との距離をできるだけ縮めていきたい、という思いがすごくあって。言葉こそ違いますが、Soup Stock Tokyoの「世の中の体温をあげる」という理念と、近しいものを感じたんです。

オフィスって、一日の大半を過ごす重要な場所。お昼だけでなく、一日のはじまりや残業中、スープが働く人のそばにあったら良いなと。スープを食べることによって、気持ちのスイッチを入れて頑張れたり、疲れたときにほっと一息つけたり。そんなシーンを一緒につくっていきたい、と思いました。

── 移転前でお互いに手探りのなか、どのように実装まで進めていったのでしょうか?

LINEさんのカフェテリア自体、コンセプトがまだはっきりとは定まっていなかったので、デザインや設計といった部分についても、色々とご提案させていただきました。結果的に、カフェテリア内のショーケースで冷凍パッケージを販売し、さらにはLINEさん独自の取り組みとしてサテライトブースも設置することになりました。

スマイルズ_サテライトブース

LINE株式会社内に設置されたSoup Stock Tokyoサテライトブース

サテライトブース設置にあたって難しかったのが、普段店舗で行っているオペレーションのスキームが当てはまらないということです。

店舗では、おいしいスープをご提供するために、毎日店内の厨房で、野菜を切ったり、炒めたり、調理をしています。そしてスタッフの接客も含めて、お客様の体温をあげることを目指しています。

一方オフィスでは厨房がないため、同じアプローチをとることはできません。そんななかでも、LINEさんの「ぬくもりを伝えたい」という思いをかなえるために、サテライトブースでは調理済みの冷凍スープを温めて手渡しで提供することになりました。

── LINEさまでオフィススープを導入してみて、反響はいかがですか?

朝昼夜と、様々なシーンでお召し上がりいただいてます。サテライトブースでは毎日12:30に販売を開始するんですが、ありがたいことに30~40分で完売してしまうそうなんです。

Soup Stock Tokyoってまだまだお店に行かないと食べられないことが多いので、これまで時間がなくてなかなか店舗を利用できなかった方、あるいはスープに関わる機会がなかった方にもご利用いただけているのが嬉しいですね。

── 他にも、既にオフィススープを導入している企業さまはいますか?

サテライトブースのような形はまだLINEさんのみですが、冷凍スープの販売については現在複数の企業さまに導入を検討いただいています。担当者の方とお話していると、社員の健康を心から気遣っていて、本当の意味で喜ばれるような福利厚生サービスや、もっと本質的な会社と社員との関係づくりを求めている声が多いですね。

ただお腹を満たすためだけに食べていると、本質的には心が満足していないというか。それがコンビニ弁当やお菓子だと、ちょっとした罪悪感を感じることだってありますよね。本当はもっとちゃんとしたモノを食べたいし、野菜だって摂りたい、という気持ちが根本にあって。

スマイルズ_スープ02

── 導入するうえで、何か条件はありますか?

実は、現状では明確な定義はあえて持っていません。社員数も、業態も。周りにお店がないような、都内以外の企業さまでも大丈夫です。逆にどのような企業さまが弊社に興味を持たれているかを知りたいと思っています。

オフィススープで「世の中の体温をあげる」という思いに共感してくださるのであれば、一度お問い合わせいただきたいと思います。Soup Stock Tokyoの世界観って厳密に決められたレギュレーションやフォーマットがないので、企業さまとお互いに思いを共有する、というところはとても大事にしています。

── 今後、オフィススープをどのように展開していきたいですか?

Soup Stock Tokyoって、マーケティング的な考え方をしていないんです。こういうターゲットで、こういう競合がいて、みたいな調査もしない。オフィススープについても、目標としている導入社数はありません。同じような設置型の福利厚生サービスって今増えてきていると思うんですが、そういったマーケットに参入する、シェアを奪うという意識は全然ないんです。正直、効率や価格だけで見たらオフィススープは導入しない方が良いとも思います(笑)。

あくまで「世の中の体温をあげる」という大きな目的があって、オフィスにおいてもそんなシーンをつくることができると信じています。それが私たちがこのオフィススープをやる理由なんです。色々な企業さんでそんなシーンが増えていったら、それが1つのゴール、という感じです。

スマイルズ_logo

スープのクオリティに関してはすごく自信をもっていますし、その価値も含めて、召し上がる方の体温をあげることを大切にしています。ほっと一息つきたいとか、頑張っている自分を褒めてあげたいとか、私たちが無意識で求めているものがSoup Stock Tokyoのスープには詰まっていると思うんです。

私たちはスープを通じて働く人の体温をあげていきたいと思っていますし、その思いに賛同してくれる企業さまにご利用いただけたらと思います。

── 最後に、井上さんご自身がオフィススープに込める思いを教えていただけますか。

私は、前職がIT企業で、朝も夜も関係なく働いてた時期がありました。ただお腹を満たすためだけに食べるような、不規則な生活をしていて、ある日とうとう体調を崩してしまったんです。無理を押して会社に向かう途中、通勤途中の駅にあるSoup Stock Tokyoが目に入って。「スープだったら何とか食べられるかも・・・」と思った私は、ふらふらとお店に入り、「ゴッホの玉葱のスープ」を注文しました。そのスープを食べたら、本当にみるみるうちに体調が戻ってきて(笑)。「食」って本当に大事なんだなと思いました。

スマイルズ_井上様03

Soup Stock Tokyoのスープは、原材料もちゃんとしているし、余計な化学調味料なども入れず、まっとうに作っている。その根本には、召し上がっていただく方に対する誠実さ、みたいなものがあるんです。

企業が社員のためを思って提供する福利厚生も、きっと同じ。そして、それは社員にもちゃんと伝わると思います。企業に対する信頼や親近感につながったり、仕事のモチベーションにもなる。そういう、企業と社員の気持ちが通うような関係づくりの一端を、Soup Stock Tokyoで実現できればいいなと。

仕事って、生活のなかでかなりの時間を占めるじゃないですか。「この会社で働いてて良かった」という満足感を得られたり、働くということに対して自分なりの理由を見出せたら、オフィスという場もより居心地の良い空間になっていくと思うんです。オフィススープによって働く人の体温をあげ、生活価値の拡充につなげていきたいですね。

スマイルズ_井上様04

── インタビューにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!

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