【SELECT D】メンバー間でのきめ細やかなコミュニケーションのためにオフィスは不可欠。メンバーのモチベーション維持や健康の面でも一役買うオフィス

デスク周りを充実させ、仕事の効率も上げる

エントランスのパーテーションを兼ねた棚

アトリエ用空間

アトリエには様々な機材が

PC作業用の部屋

応接スペース

応接スペースにある作品棚

── オフィスの決め手を教えて下さい！

室内の明るい雰囲気が決め手になりました。このオフィスは5階で、日が当たって気持ちが良いです。以前のオフィスと比べて約3倍の広さになったこともあり、開放感があって過ごしやすいです。オフィスの雰囲気は、メンバーのモチベーション維持や健康の面で大切だと思っています。

エリアもオフィス選びをする上で大切にしました。当社のメンバーは東京藝術大学の出身者がほとんどなので、キャンパスがある上野と行き来がしやすい湯島を選びました。創業時のオフィスも湯島だったので、馴染みがありますし。このオフィスは公園の隣に立地していることもあり、落ち着いていて過ごしやすいです。

── オフィスの感想を教えてください！

オフィスの空間を「応接用」、「アトリエ用」、「CG制作用」に分けることができ、使いやすくなりました。このように用途ごとに空間を分けることが、もともと移転をした一番の目的でした。

入口にパーテーション代わりの棚を設置することで、適度に空間が仕切られ、簡易的なエントランスをつくることができました。以前よりも大幅に広くなったこともあり、「会社らしさ」が出たと思います。

インテリアや内装は、全体的に木目調にしました。床や棚はもちろん、ブラインドも木目調です。ものづくりをしていると、オフィスへの滞在時間が長くなることもあるので、息苦しさを感じないよう、落ち着ける雰囲気を目指しました。グリーンも積極的に置いて、居心地の良い空間にしています。

また、移転を機に什器を新調し、以前よりも大きなデスクを導入しました。ディスプレイを複数置けるので、使いやすくなりましたね。チェアも大きくて快適なものに変えています。デスク周りが充実したことで、仕事の効率も上がったと感じています。

── ワークプレイスや働き方について、大切にされていることを教えてください！

リモートワークが一般的になっている昨今ではありますが、当社はものづくりを行うクリエイティブ企業なので、在宅ワークが困難なシーンがまだまだ多いです。製品の細かなニュアンスはオンラインだと伝わりづらく、実物を目の前にして対面で話し合いながら進める必要があります。製品をチェックする際も、現物を手に取ってみて初めて気付くことが多々あります。ルーティンワークではなく、常に新しいことに向き合っているため、メンバー間でのきめ細やかな共有を大切にしています。また、高額な専門機材はオフィスの中でしか利用できないという事情もあり、出社頻度は高いですね。

そのため、オフィスの中はなるべく快適に過ごせるよう、休憩用のハンモックを設置したり、グリーンを置くなどして工夫しています。応接エリアは休憩スペースも兼ねていて、奥のカウンターでランチを振る舞ったりもしますよ。

今後は、「ものづくりをしたい」と思う人のために、このオフィスにある高度な機材を外部に開放したり、使い方の講習をオフィスで行ったりしたいと思っています。3Dデザインデータやデジタルアートなどは、そもそも機材を手に入れることはおろか、使う場所の確保自体が大変なため、少しでもチャレンジする方を応援できれば、という思いです。このオフィスでも、新しいことに色々と挑戦できたらいいですね。

（photo：呂 翔華／text：呂 翔華・福家 実咲）