【MatrixFlow】「テクノロジーで世界をつくる」リモートワークとオフィスワークの垣根をなくすチャレンジ

株式会社MatrixFlowさまがフォーラム浅草田原町にオフィスを移したのは、2020年12月。賃貸物件探しでもっともこだわったのは「クライアントや社内メンバー、採用候補者へ与える印象が良い物件であること」だそうです。

株式会社MatrixFlowさまに、新オフィスを選んだ理由や内装のポイントなどを伺いました。（記事公開日：2022/04/21）

カチッとした印象と温かさがちょうど良いバランスのオフィス

エントランス

6名用会議室

4名用会議室

8名用会議室

執務スペース

── オフィスの決め手を教えてください！

家賃、広さ、最寄り駅までの距離、建物がきれいであることに魅力を感じ、このオフィスに決めました。特に、クライアントや当社メンバー、採用候補者への印象を重要視しました。クライアントとの打ち合わせだけでなく、当社のようなベンチャーですと、「どんな会社かオフィスを見て判断したい」という理由での来社希望もありますので。また、キレイなオフィスを採用ページに載せると、働く環境に対して良いイメージを与えることもできます。希望条件に合致する物件はそう多くなかったので、無事に契約できてよかったです。

── 内装のポイントを教えてください！

メインの壁の色は、IT系らしくかっこいいオフィスにしたいと思い、黒にしました。一方で、重たい雰囲気に寄り過ぎないよう、フローリングや家具は木目調にし、柔らかさを足しました。こういったデザインは社内で話し合って決めたのですが、カチッとした印象と温かさがちょうど良いバランスで、満足のいく内装になったと思います。

会議室は、中の様子がわかるよう、扉をすりガラスにしました。空調の数が部屋数に満たなかったので、一部の壁に欄間（らんま）を設け、空気の入れ替えができるようにしました。今のところ、どの部屋も快適に利用できています。

当社は大手企業との取引もあり、Pマークなどを取得しているので、セキュリティ面でも気を配っています。音漏れに配慮した壁の素材や、各扉の施錠方法、入退室のログ管理など、セキュリティ向上方法は内装時にかなり考えました。

── オフィスを使ってみての感想をお願いします！

大きな改善点は、会議室ができたことです。元々、役員の自宅で創業したのですが、資金調達をきっかけに徐々に人が増え、いよいよ自宅では不便になってしまったため、オフィスを構えることにしました。当たり前ですが、会議室があると圧倒的にミーティングが捗りますね。会議室は3つ設けたのですが、利用頻度はかなり高いです。来客時だけでなく、リモート会議もセキュリティーを考慮し、会議室で行っています。

それから、トイレが男女別になったことも、快適さを大きく向上させたと思います。細かい点ではありますが、モチベーションや採用力への影響は侮れないです。

── ワークプレイスや働き方について、大切にされていることを教えてください！

リモートワークをしているメンバーと出社しているメンバーの間で、差が出ないようにすることを心がけています。例えば、自宅で働くことが多いメンバーには、希望者へディスプレイを支給したり、オフィスには運動不足を解消するための筋トレマシンを設置するなど、双方に工夫をしています。コロナの感染状況が落ち着いたタイミングで懇親会を催した際には、リモート参加のメンバーに飲食物の経費負担をするなどしました。

また、リモートワーク中のコミュニケーション向上施策も行っています。主なコミュニケーションはチャットツールを使用しているのですが、雑談ができる雰囲気を意識的につくっています。例えば、「なりたくないアニメキャラは？」といった業務に関係ない質問を投稿してくれるbotを導入し、積極的にメンバーにコメントしてもらっています。

他にも、オンラインでのシャッフルランチも実施しています。様々な部署から3～4名を集め、ランチタイムに雑談をするのですが、リモートワークでは見えなかったお互いの意外な一面を知れたりなど、毎回盛り上がっていますよ。

リモートワークとオフィスワークの垣根をなくすチャレンジは、当社のミッション「テクノロジーで世界をつくる」にも通ずるので、今後も挑戦しつづけたいです。

（photo：呂翔華／text：呂翔華・福家実咲）