HOME > officee magazine > 編集部コラム > 【オフィスEXPOレポート】850社以上が出展する巨大イベント「第13回 総務・人事・経理ワールド」に行ってきた
先日、リード エグジビション ジャパン(株)主催のイベント「第13回 総務・人事・経理 ワールド」が東京ビッグサイトで行われました。
働き方改革EXPO、オフィスセキュリティEXPO、福利厚生EXPOなど、8展が同時開催。毎年規模を拡大しており、2018年はなんと850社以上の企業が出展したそうです!
officee magazine編集部スタッフも、「働きやすくなるためのオフィスづくり」という観点でヒントを得るべく、早速イベントを見に行ってきました。
今回は会場の様子をレポートしつつ、気になったサービスをいくつかご紹介したいと思います!
(公開日:2018/07/19)
「第13回 総務・人事・経理 ワールド」は、7月11日~7月13日の計3日間で開催されました。編集部スタッフは、2日目の朝から参加。東京ビッグサイトに到着すると、開場直後にも関わらず多くの人が集まっていました。
今回は8展同時開催ということで、いくつかのホールに分かれて出展されています。第1会場(西)・第2会場(東)の間に無料循環バスが運行するほどの広さ。
ホールの中はご覧の通り!想像以上の混雑ぶりです。
さまざまな企業がブースを構えているなか、「働きやすくなるためのオフィスづくり」につながるサービスを探して、セキュリティから福利厚生まで色々と見て回りました。
まず気になったのは、オフィスセキュリティEXPOに出展していた(株)Photosynthのスマートロック『Akerun』のブース。
スマートロックは、「鍵が要らない入退室管理システム」として最近注目を集めているサービスです。配線工事が必要なケースも多いのですが、『akerun』はただドアに貼り付けるだけで設置できるので、とても簡単。
小さくて場所も取らず、とってもスマートな見た目でした。
センサーにICカードをかざしたり、スマートフォンの専用アプリを使って、簡単に解錠・解錠できます。
しかも、『Akerun』を応用すれば会議室の空室状況がスマホ・PCから確認できたり、API連携によって勤怠管理もできるとのこと。これはかなり活用できそうです!
続いて、こちらはオフィスサービスEXPO内にあったフェローズジャパン(株)のブース。
シュレッダーやラミネーターなどのオフィス製品を中心に生産している同社ですが、最近新しい商品を開発したとのこと。オフィスワークをしている時の姿勢に注目して、体の負担を軽減してくれるものだそうです。
中でも気になったのが、『ロータス シット・スタンド』という商品。
こちらは、普通のデスクの上に取り付けるだけで、昇降用デスクに早変わりするという優れもの!「座り過ぎ」は体に悪いので、適度に立ち仕事を混ぜると良いんだとか。
家具メーカーの昇降用デスクも人気ですが、今あるデスクを廃棄しなければならなかったり、共用スペースに置いてあると使いたい時に使えなかったりしますよね。。
『ロータス シット・スタンド』なら、既存のデスクに簡単に取り付けることができて、自席でも使えるのは魅力的だな…と思いました!
続いて訪れたのは、分煙をテーマにしたエリア。
最近はオフィス内に喫煙ルームを設置する会社が増え、注目度が高まっているんです。
各社の分煙キャビンがずらりと並んでいます。実際に中でタバコを吸っている人も。
白煙を使ったデモンストレーションも行われていました!
見えない空気のカーテンで、本当に煙が漏れていません。これはびっくりです…
ちなみに、分煙キャビンの商品は別会場でも出展されていました。
かなり人が集まっていたのが、クリーンエア・スカンジナビア(株)の『Qlean Air』。
タバコの煙も匂いも、完全に除去してくれます。
オフィスだけでなく、ホテルや娯楽施設などでも導入実績が増えているそうです。
続いて、オフィス家具の出展エリアへ。
オフィスサービスEXPOでは家具メーカー各社のブースがとても広く、新作のチェアやデスクなどが「働き方改革」の目玉商品として注目を集めていました!
こちらは、(株)ドラフトが2017年10月に開始したプロダクトブランド、201°(ニヒャクイチド)のブースです。
おしゃれな商品がたくさん並んでいるなか、可愛らしいボックス型の家具を発見。
こちらは『COOM』という商品で、最近コワーキングスペースなどでの導入事例も増えているとのこと。気が散りやすいオープンスペースでも、まるで個室にこもっているかのように集中して作業することができます。実際に座ってみましたが、かなり居心地が良かったです。
こちらは、(株)インターオフィスが紹介している商品『Framery』のブース。
何やら近未来感のあるボックスが並んでいます。
『Framery』は、オープンオフィスでの音に関するストレスを解決してくれるプロダクトです。実際に中に入ってみると、周りがかなり賑わっているにも関わらず、ほぼ音が聞こえませんでした。
4人で使える会議ブースは、オフィスに壁を立てて部屋をつくるよりも全然お安いとのこと。
こちらは1人サイズのフォンブース。外側のフレームや中のテーブルの色、椅子の形などカスタムすることができるのだそうです。
「オープンとクローズの両立」という観点でも、最近ガラスの部屋をつくる会社が増えています。レイアウト変更やオフィス移転の可能性を考えると、場所を移動できる『Framery』はとてもフレキシブルですね。
他にも、こんな便利ツールを見つけました。
こちらはジョイテック(株)のブース。紹介されているのは『BOARD@白板家』という商品です。
なんと、手持ちの黒板に専用のフレームを付けるだけで、PCでリアルタイム表示したり、データ保存ができるんです!これすごくないですか?
もちろん、マーカーやイレイサーも市販のものでOK。電子黒板を買うよりもかなりコストを抑えられるのだそうです。
文字もはっきり読めるので、Web会議の時などはかなり便利そう。ペンの色は、赤・青・黒の3色で使い分けすることができます。
最後に、とってもエコで素敵な商品があったのでご紹介。
山陽製紙(株)が提供している『PELP!』というサービスです。
テーマは、「捨てず、燃やさず、めぐる紙」。
オフィスで使い終わった裏紙を回収し、リサイクルして作られた100%再生紙を使って、不要紙の提供者に商品としてお返しする、というサービスなんです。
方法はとっても簡単で、『PELP!』の通販サイトで会員登録すると専用の回収バッグが送られてくるので、あとは普段捨てたりシュレッダーにかけている紙を詰めて発送するだけ。
そして、再生紙から生まれた商品がこちら。ノートや紙バッグ、名刺など、色々なグッズが作れるんです。たとえばノートの表紙に会社のロゴを印刷したり、好きな色を付けたりと、オーダーメイドのグッズを作ることが可能。中には絵本を作った事例もあるそうですよ。
ただのリサイクルではなく、「アップサイクル」という視点から誕生したこのサービス。
オフィスから出たゴミが資源になり、新しい商品として戻ってくるというのは、なんとも素敵な試みです。
再生紙ならではの優しい風合いで、とても愛着が湧く商品でした!
ということで、「第13回 総務・人事・経理 ワールド」のレポートは以上です!
他にも、防災関連の商品や社員食堂、人材教育、採用や経理システムなど、紹介しきれないほどのサービスが出展されていました。
毎年開催されているイベントなので、興味のある方はぜひ次回見に行ってみてはいかがでしょうか?
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