HOME > officee magazine > ニュース解説 > 【NEWS】中野駅南口の大規模再開発、2022年の完成を目指す
中野駅前の再開発事業を計画する「中野二丁目地区市街地再開発組合」の設立が、東京都によって認可されました。
業務棟は地上20階建てで、住宅棟は地上37階建て。総事業費は633億円とのことです。
2019年10月に着工し、2022年12月の竣工を目指します。
【下記転載】
東京都は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、中野二丁目地区市街地再開発組合の設立を下記のとおり認可しますのでお知らせします。
本地区は、土地区画整理事業との一体的施行により、中野駅南口の玄関口として交通結節機能の強化を図るとともに、業務・商業施設・住宅等の多様な都市機能が集積した複合施設として整備を図ります。
1 事業効果
施設建築敷地内に駅前広場の機能を補完する歩行者空間を一体的に整備するとともに、商業施設のほか、纏まった規模の事務所及び住宅を整備することにより、中野駅の活性化とにぎわいの創出を図るものとする。
地区の高低差に対応して、2階レベルの広場等を整備し、敷地内の歩行者空間と併せて、周辺地域とのネットワークに寄与するユニバーサルデザインに配慮した新たな歩行者動線を形成する。
2 認可組合(施行者)の名称及び所在地
中野二丁目地区市街地再開発組合 中野区中野二丁目25番8号
3 事業の名称
東京都市計画事業 中野二丁目地区第一種市街地再開発事業
4 施行地区
中野区中野二丁目地内
5 地区の概要
(1)地区面積
約1.0ヘクタール
(2)計画概要
>施設規模
>延べ面積
約96,200平方メートル
>階数・高さ
事務所棟:地上20階/地下2階、高さ約120メール
住宅棟:地上37階/地下1階、高さ約145メートル
>施設用途
住宅、事務所、店舗、公益施設、駐車駐輪場等
>公共施設等
土地区画整理事業で整備
中野区画街路第5号線(約2,378平方メートル、交通広場内)
主要区画道路(幅員11.5~13メートル、延長約270メートル)
区画道路1号(幅員8メートル、延長約90メートル)
区画道路2号(幅員6メートル、延長約100メートル)
公園(約730平方メートル)等
>総事業費
約633億円
6 認可予定日
平成30年7月31日(火曜日)
7 認可の効果
組合設立認可により法人格を得て、市街地再開発事業の施行者となり、事業に着手する。
今後の予定
権利変換計画認可 平成31年 3月
工事着手 平成31年10月
建物竣工 平成34年12月
編集部コメント
中野駅周辺では、南口のみならず複数の再開発が実施・計画されています。北口は「中野四季の都市」として、オフィスビルや大学、病院、公園などが集積する地区。そして、中野区役所や中野サンプラザも解体・再整備予定となっており、高さ250m級の超高層ビル(オフィスや住居、ホテル、アリーナなどで構成された多機能複合施設)が誕生する予定です。
中野ブロードウェイを筆頭に、サブカルチャーの街として栄えてきた中野。店舗と住居が多く、オフィスのイメージはあまり強くないエリアでした。そんな中、2012年には警察大学校等跡地の再開発により、大型のオフィスビル「中野セントラルパーク」が竣工します。約3haの緑豊かなオープンスペースでは、ビアガーデンや朝ヨガなどのイベントが開催され、近隣住民と一体となって新たなまちづくりに取り組んできました。
中野セントラルパークには現在、キリングループやHOYAグループがテナント入居中。今後新たに高層ビルが複数誕生することによって、どのような企業が拠点を構えるのか注目したいところです。
(公開日:2018/08/27)
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