HOME > officee magazine > 編集部コラム > 不動産各社が展開する中規模オフィスシリーズ!大型物件並みのグレードやスペックが魅力
オフィス空室率が下降の一途を辿る、東京都心部。
そんななか、各所で中規模物件の建設が相次いでいるのをご存知ですか?
ミッドサイズでありながら大型オフィスビルと同等のスペックを備えており、グレードも申し分無し。企業の移転先候補として、今人気が高まっているんです。
今回は、特に注目が集まっている中規模オフィスシリーズをいくつかご紹介したいと思います!
1つめは、野村不動産が手がける中規模オフィス、PMOシリーズです。
PMOとは、「PREMIUM MIDSIZE OFFICE」の頭文字を取ったもの。上質な“働く空間”を中規模サイズで実現するオフィスをコンセプトとしています。
2008年にPMOシリーズ一棟目であるPMO日本橋本町が竣工。その後続々と数を増やし、2018年9月現在では東京都内に30棟以上あります。基準階面積は40坪台から200坪超のものまで様々です。
ミッドサイズオフィスの戦略提案として、下記のような特徴が挙げられています。
1.採用強化や人材につながる、そこで働く人が自分を誇れるオフィスビル
2.社員のモチベーション・コミュニケーションを刺激し、さらに生産性・ロイヤリティを向上させる
3.企業イメージを高め、対外的な信用力を向上させ、取引先を増加させる
4.ワンフロア・ワンテナントで独立性・安全性を確保し、セキュリティを向上させる
全面ガラスデザインの印象的な外観や、天井高3.5m以上のゆったりとしたエントランス、微かにアロマが香るロビーもPMOシリーズの魅力の1つです。専有部の設備も充実しており、テナントのニーズに応えるフレキシブルなフロア設計を実現しています。
▼PMOシリーズ公式サイト
▼代表的な物件
PMO渋谷 など
2つめは、住友商事が手がける中規模オフィス、PREXシリーズです。
もともとPR-EXシリーズとして2009年頃から展開してきましたが、2018年3月竣工の麹町PREXから新PREXシリーズとして再始動。「チームを強くするオフィス」をコンセプトとして、今後も複数の物件が竣工予定です。基準階坪数は、40坪台から100坪台まであります。
興味深いのは、オフィスを「チームワークを活性化させるワークプレイス」として捉え、新しい働き方の提案を行っていることです。
1.人とその思想を立体的に動かす。
階段を跨いで、立体的・複合的に場所を使うことで生まれる活動的なアクティビティがあります。
2.道具にしばられない。道具を持ち運ぶ。
仕事道具を持ち運ぶことで、チームに最適な仕事場をオフィス内外に創り出せます。
3.声をだす。声をかけあう。
人が集まる場所に情報があり、発見があります。人が自然と集まる場所を複数設けています。
オフィスには、これらの働き方を実現する設備を用意。エントランスにはmellowが手がけるフードトラックやコーヒーカーがランチタイム、日替わりでやってきます。各フロアにはキッチンを設置し、さらに屋上にはミーティングスペースやネット環境、電源を整備。ビル全体がワークプレイスかつコミュニケーションスペースとして機能するよう、様々な工夫が施されています。
PREXシリーズのブランディングの根底にあるのが、「マウンテンライク」という働き方の思考。オフィスを1フロア(平地)に収めようとするのではなく、あえて複数フロア(山)にまたがって働くことにより、個人の成長やチームワークの活性化が促進される、というものです。賃料が高い上に他の企業と競合しやすい大型物件と比べても、中規模物件でまとまった広さを賃貸することのメリットを再認識させられます。
▼「PREX」シリーズの展開について/住友商事
https://www.sumitomocorp.com/ja/jp/news/…
▼代表的な物件
紀尾井町PREX など
3つめは、サンケイビルが手がける中規模オフィス、S-GATEシリーズです。
「ひと」をオフィスの真ん中へ。というコンセプトに基づき働く人の視点で開発されており、「走り続ける企業に、エネルギーと安らぎを」というブランドミッションを掲げています。
シリーズ一棟目は、2015年に竣工したS-GATE赤坂。以降、都心5区を中心に展開しています。基準階面積は70坪台から300坪超のものまであり、他の中規模オフィスシリーズと比べてやや大きめな印象です。
「S」には「Satisfaction」「Smart」「Security&Safety」の意味が込められています。外観にはグリッドデザインを配し、エントランスには緑化壁とデジタルサイネージ、アロマを導入するなど、ミッドサイズながら格式高い造り。共用部のアメニティーも充実しており、パウダースペースを備えたトイレや、リフレッシュルームを完備することによって、女性の働きやすさにも配慮されています。また、屋上テラスには緑があふれ、リフレッシュしやすい環境が整っているのも魅力です。
▼S-GATEシリーズ公式サイト
https://www.s-gate-office.com/
▼代表的な物件
S-GATE日本橋本町 など
4つめは、新日鉄興和不動産が手がける中規模オフィス、BIZCOREシリーズです。
「企業活動(BIZ=Business)に資する本質(Core)を追求するためのオフィス」という意味が込められており、個々の社員のチカラを最大限に引き出し、次代を担う企業の成長をサポートするオフィスをコンセプトとしています。
2017年にシリーズ一棟目のBIZCORE神保町が竣工しました。まだ物件数は多くありませんが、今後年間2~3棟のペースで開発していく予定とのこと。基準階面積は80坪台~200坪台です。
オフィスを入居企業にとっての「城」として捉え、「信用力」や「先進性」を想起させる優れた外観デザインが魅力。セキュリティや省エネの対策なども十分で、充実した機能を備えています。屋上には居者専用の庭園を完備。見晴らしの良い眺望と豊な緑に囲まれ、リフレッシュできる環境が整っています。
▼BIZCOREシリーズ公式サイト
https://www.bizcore-office.com/
▼代表的な物件
BIZCORE築地 など
いかがでしたか?
大型のオフィスビルにも肩を並べるほど、ハイグレードかつ設備充実の中規模オフィスシリーズをご紹介しました。
従業員のモチベーションアップだけでなく、企業の信頼性や採用力の向上など、様々な効果が期待できそうですね。
賃貸オフィス情報サイト「officee」では、中規模のハイグレードオフィスを仲介手数料0円でご紹介しています。オフィスの移転をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください!
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