HOME > officee magazine > オフィスインタビュー > 50坪〜100坪 > 【アイ・ティー・エス・ジャパン】オフィスをただの作業の場ではなく明るいコミュニケーションの場にしたい
アイ・ティー・エス・ジャパン株式会社さまが新橋菊栄ビルにオフィスを移したのは、2022年11月。賃貸物件探しでもっともこだわったのは「セキュリティの観点で1フロア1テナントであること」だそうです。
代表取締役 網屋さまに、新オフィスを選んだ理由や内装のポイントなどを伺いました。(記事公開日:2024/01/22)
一番は採用活動のためですね。弊社を志望してくださった方が来社して、こういうオフィスで働きたいと思ってもらえるような空間を実現することが目的でした。以前のオフィスは、少し薄暗くて無言で作業だけをするための場所、という印象が強かったので、社員のモチベーションが少しでも向上し働く意欲が溢れるようなデザインにしました。
もう一つは、リモートワークの割合が多くなっていたため、コストカットも兼ねていました。弊社はシステムエンジニアがほとんどで、社員の8〜9割はリモートワークをしています。無駄な空間をなくしつつ、出社した際には誰もが働きやすい空間づくりを目指しました。
立地、広さ、予算のすべてがハマった物件だったため、入居を決めました。いい物件がなかなか見つからず、1年くらい内見を続けていたのですが、ちょうど空室が出た物件情報を47さんが提案してくださったんです。絶対条件として希望していた「1フロア1テナント」だったことと、最上階で開放感のある大きな窓も気に入って、即決しました。
フリーアドレスにして、役職に関わらずどこにでも座れるようにしたことで、社員同士の会話が増えました。また、フリーアドレスだと私物をデスクに放置しなくなるので、固定席だった頃よりもオフィスがきれいに保たれています。
一番よかったのは、オフィス全体が物理的に明るくなったことですね。窓が多く採光が良いため、とにかく開放感があります。オフィスをただの作業の場ではなく明るいコミュニケーションの場にしたい、という当初の目的を達成することができました。オフィスが明るくなったお陰で、社員も「出社したくなった」と言っていますね。
窓から入る太陽光でしっかり明るさを出せることが第一のポイントです。また、コーポレートカラーを意識した色使いやモダンなレイアウトを意識しました。以前のオフィスの黒のイメージから脱却するために、とにかく開放感を大事にしてます。
ファミレス席と2名用・1名用のフォンブースは、ちょっとした会議や1on1などでの利用率が高いですね。外の風景を見渡せるスタンディングで働けるスペースもあるので、業務中に移動して気分転換にもなっていると思います。
オフィスは基本的にフリーアドレスですが、管理部門は社外秘の情報を扱い、かつ出社頻度が高いため、この部署だけを固定席としました。加えて、社長と副社長の部屋があります。それ以外の部門は完全にABW(Activity Based Working)を取り入れており、部門ごとの特色を加味したハイブリッドな働き方になっています。
今回の移転プロジェクトでは、各部署から代表1人を選出してチームをつくり、プロジェクトメンバーに内装を任せていました。社長の私から一つだけお願いしたのは、「社長室から東京タワーが見えるようにしてほしい(笑)」ということ。夜は本当に綺麗なのですが、定時が17時半なので、あまり見る機会はないですね(笑)。
リモートワークがメインなので、社員のコミュニケーション活性化・会社への帰属意識向上を目的としたイベントを増やしました。これまでは外部のレンタルスペースを借りる必要がありましたが、今ではちょっとしたイベントなら社内で行えるようになりました。
コミュニケーション活性化のために、役職ごとの懇談会を含む研修をしたり、部門ごとの飲み会の費用を会社で負担したり、誕生日の社員を集めて豪華なディナーをしたり、研修をする際は必ず出社していろんな部署の社員同士でグループワークをしたりと、コミュニケーション創出には力を入れています。
また、入社したばかりの社員には研修期間中の原則出社を促していますね。分からないことがあったときに、目の前に人がいてすぐに疑問をぶつける方が効率的ですし、心理的にも安定すると思うので。弊社では研修期間を半年間と長く設定して、東京だけでなく鹿児島でのセンター研修など手厚いフォロー体制を組んでいます。家庭の事情でやむを得ない場合を除いて、離職数はここ3年間で0なんです。業界としてかなり珍しいと思いますので、自慢ですね!
(photo・text:福家実咲)
アイ・ティー・エス・ジャパン 株式会社
入居物件 新橋菊栄ビル
所在地 東京都港区新橋5-13-1
移転時期 2022年11月
移転規模 約85坪
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