HOME > officee magazine > オフィスインタビュー > 50坪〜100坪 > 【アプトポッド】オープンで明るいオフィス
IoT (Internet of Things)、M2M (Machine to Machine)におけるファストデータ/ビッグデータのソリューションを提供し、自動車・ヘルスケア・スポーツなどの分野で事業を展開されている、株式会社アプトポッドさんのオフィスインタビューに行ってきました。(最終更新日:2016/10/06)
株式会社アプトポッド
会社HP www.aptpod.co.jp
移転先 四谷トーセイビル(新宿区四谷4-3)
移転元 TH左門町ビル(新宿区左門町14-17)
移転時期 2016年7月
移転規模 約40坪→約87坪
利用人数 約20名
増員によって、手狭になったためです。前のオフィスに引っ越した当初は、半分を執務スペース、残り半分をフリースペースとしていたのですが、人が増えるにつれてフリースペースがなくなっていきました。空気も薄くなりましたね(笑)。
そして、オフィスの近くに会議室用のスペースを借りていました。道路を挟んで向かい側にあるビルの2階が会議室だったのですが、近くとはいえ、オフィスの外にあるというのはさすがに大変でした。ご来客の際、受付のため一度オフィスにお越しいただいた後、向かいのビルにお連れする形でしたので、特に雨の日などは不便でしたね。採用という面でも、ご来社されて、別のビルの暗い会議室に通されては印象が悪いのでは、という声も社内で出ていました。
四谷三丁目に決めたのは、アクセスが良く、新宿界隈では比較的坪単価が安く、メンバーも通勤しやすいためです。当初、広めの面積を確保でき、実質的にアクセスの良い横浜や栃木などの郊外エリアも検討したのですが、さすがに反対の声が強く、新宿経由で行きやすいところに絞りました。
以前は会議室が分断されていて不便を感じていましたので、ワンフロアのオフィスで、30名〜40名が入れるところを探しました。元々一つしかなかったお手洗いは、今後採用を進めていくという点からも、男女別でそれぞれあることを条件としていました。また、前のオフィスは天井が低めで圧迫感があったのですが、次は天井が高く開放感のあるところがいいと考えていました。総合して、採用に強いオフィスにしたかったですね。
そして、駐車場が必要というのが、弊社ならではのポイントでした。社用車が2台あるのですが、産業用のPCを取り付け、実際に走らせて、PCでデータを見る、という作業が発生します。幸いビルのすぐ裏に駐車場があって、そこを借りることができました。近くで借りられて良かったですね。
「明るいオフィス」がテーマです。閉鎖的でない、オープンで明るい雰囲気が良く、いわゆる昔のオフィスっぽい感じにはしたくなかったですね。観葉植物は元々あったので、その緑を取り入れつつ、床をフローリングに変えるというのはこだわったポイントでした。実際、内見をした時は標準のカーペットが敷かれていて、いかにも“オフィス”という空間でしたが、フローリングにしたことでがらっとイメージが変わりました。あえてエントランスは少し暗めにして、抜けると明るい、という演出にしています。また、以前のオフィスで半分をフリースペースにしていたのが良かったので、今回も作りました。昼食をとる人もいますし、打ち上げにも使えます。今後、セミナーとかもできるかなと考えています。
反応として、ご来社された方に「こういうところで働きたい」と仰っていただいたり、採用面でも(移転してから)2名決まったりと、上々ですね。
今は自動車を中心に手掛けていますが、自動車を基軸に、農機・建機、ヘルスケアやスポーツといった分野に広げていきたいと考えています。自動車は、機械の中でも恐らくデータ量が最も多いものになります。1台の量産車を流れる制御データ数でいうと数千~1万以上で、それぞれが最速1/1000秒のデータを吐き出します。エンジンの回転速度や、アクセル・ブレーキの踏力、エアコンをON/OFF‥‥などのデータです。それらの莫大かつ短間隔なデータのことを「ファストデータ」と呼んでいます。量が大きいという点では「ビッグデータ」と共通しますが、その中でも粒度の細かいデータがファストデータです。弊社はそのファストデータのリアルタイムな分析/解析を得意としており、その最たるものとして、自動車を対象としています。自動車を制すれば、他の機械へも応用できると考えています。
用途として、例えば自動車ですと故障検知などが挙げられます。運転手のバイタルデータと複合して分析することで、居眠り運転を防止することもできます。あるいは、フォークリフトやパワーシャベルなどの産業用機械を例にすると、操縦スキルの高い人とそうでない人とで生産性が全く異なりますが、優秀なオペレータの操縦データを活用することでその底上げに活用できます。
今後、自動車に近いところで農機・建機、そして、東京オリンピックの2020年をにらんでスポーツ領域を、とは考えていますが、特に軸を限定しているわけではありません。クライアントからのご相談をきっかけに、ソリューションをご提案し、一緒に解決していくというお仕事が多いですね。その解決のアプローチとして、キーワードになるのが「ファストデータ」です。
(アプトポッドの採用情報はこちら)
インタビューにお伺いする前に会社HPを拝見したり、ご提供されているサービス・プロダクトから想像するに、きっと“かっちり”したオフィスなのだろうと思っていました。エントランスは黒を基調とした暗めの雰囲気で、ある意味予想通りだったかもしれませんが、更に足を踏み入れてびっくり。フローリングが印象的な、とても明るいオフィスでした。ただオフィスが明るいだけでなく、梶田さまの柔らかい雰囲気や、みなさまの温かい空気感もオフィスにぴったりで、勝手にこちらで抱いていたイメージが見事に覆されました。アプトポッドのみなさま、取材へのご協力ありがとうございました!
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