HOME > officee magazine > オフィスインタビュー > 30坪〜50坪 > 【ventus】オフィスは社内の考えや目線を揃える場所であり、カルチャーを押し出す場所である
株式会社ventusさまが本郷K&Kビルにオフィスを移したのは、2021年10月。賃貸物件探しでもっともこだわったのは「働く環境を通じてメンバーの気分を上げること」だそうです。
株式会社ventusさまに、新オフィスを選んだ理由や内装のポイントなどを伺いました。(記事公開日:2022/01/26)
コミュニケーションの質を上げられるオフィスだと思ったからです。移転のきっかけ自体は資金調達でしたが、拡張移転になりますし、リモートワークが浸透する中でコミュニケーションの質の向上に力を入れたかったんです。オフィスは「作業の場所」である以上に、「コミュニケーションを深める場所」だと考えています。
本物件は入居前から内装が付いている「セットアップ物件」なのですが、まさに希望通りの仕様でした。内装工事費用が抑えられるというメリットがあるだけでなく、雰囲気がとても良いからです。
弊社は平均年齢23歳前後と若く、クリエイティブ寄りの事業展開をしている企業でもあるので、働く環境を通じてメンバーの気分を上げることを重視しています。そのため、「事務所感」の強いオフィスよりもリノベーションでオシャレになっているセットアップ物件を選びました。固定費は高くなりますが、良いオフィスに入居していることは企業のステータスですし、外部からの信頼獲得にも繋がります。
また、事業の成長とオフィスの成長がリンクしていることで、会社のストーリーが目に見える形で従業員にも伝わります。
オフィスの仕様としては珍しいメゾネット構造で、吹き抜けもあってアットホームな雰囲気です。どことなく会社の雰囲気とも合っていると感じます。間仕切りも基本的にガラスを使っていて開放感がありますし、どこにいても人の気配を感じられるのがいいですね。ちなみに、よりアットホームさを感じられるよう、オフィスでは土足禁止にしています。
また、以前のオフィスに比べて会議室が増えたことで、とても働きやすくなりました。
装飾としては、エンタメ企業なのでポップさも演出したいと考えており、従業員の好きなものを並べたりしています。また、みんなで決めたバリュー(行動指針)も目に見えるところに飾っています。若い会社なので、試行錯誤をしつつも行動の基準はきちんと確認できるようにしたいと思っています。特に開発などの作業は、続けていると視野が狭くなってしまうので、ふと顔をあげるとバリューが視界に入って基本に立ち帰れる、というのはオフィスならではのメリットだと思います。
実務はほとんどがリモートワークです。エンタメ業界の特性上、勤務時間も定めていません。ただし、土曜日だけは出勤日にしており、原則的に作業はせず「コミュニケーション」に特化した日にしているんです。これは当社ならではのユニークな取り組みだと思います。
オフィスの上階部分は、コミュニケーション専用のスペースとして使っています。土曜はそこでデザインチームとエンジニアチームが方針の確認をしたり、部署内での目線合わせをしたり、開発ソフトウェアのデバッグをしたりしています。自己で研究をしている学生エンジニアもいるので、研究の話や勉強会などをすることもありますよ。
作業はリモートワークで、新しい動きのためのアイディア出しや議論はできる限り対面で、という棲み分けは、非常に理にかなっていると思います。今後も、オフィスは社内の考えや目線を揃える場所であり、カルチャーを押し出す場所にしていきたいです。
(photo:呂 翔華/text:呂 翔華・福家 実咲)
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