HOME > officee magazine > オフィスインタビュー > 50坪〜100坪 > 【V-Spiritsグループ】オフィスへ出社することが、社内のコミュニケーションを活性化し、お客様へのサービス向上につながると確信している
税理士法人V-Spiritsグループさまがニッセイ池袋ビルにオフィスを移したのは、2021年8月。賃貸物件探しでもっともこだわったのは「与信力の高いビルであること」だそうです。
税理士法人V-Spiritsグループさまに、新オフィスを選んだ理由や内装のポイントなどを伺いました。(記事公開日:2022/1/12)
ニッセイ池袋ビルは、連携することの多い日本政策金融公庫(池袋支店)が入居しているので、もともと将来入りたいと思っていたんです。
ただ、募集している最小坪数が133坪と想定以上に広かったため、ずっと気になりつつも他のビルで移転先を探していました。良い物件が見つからないまま3~4ヶ月が過ぎ、何棟も内見をするも決められず、移転計画自体を見直そうかと思い始めていました。
そんな時、ニッセイ池袋ビルを分割面積で賃貸できることになったとの連絡を、47株式会社の大嶽さんからいただいたんです。「いつかニッセイ池袋ビルに入りたい」と大嶽さんに話していたわけではなかったので、驚きました。まだ募集を始めたばかりだということで、想定より坪単価は高かったのですが、入居するならいまがチャンスだと直感し、翌日にすぐ内見させていただきました。
内見後すぐに申込みをしたこともあり、無事に内定をもらえました!あとでいろいろな人に聞いたところ、人気のビルのためライバルも多かったようです。募集が出てすぐに提案してくださった大嶽さんには、感謝しかないです。
生保系オーナーのビルにオフィスを構えたことで、対外的な信用力が高まり、いままで以上に問合せが増えました。また、大企業からの協業やコンサルテーションの依頼も想定より増えました。GMOあおぞらネット銀行さんからお声がけいただき、webコンテンツ配信をスタートするなど、新しい取り組みが始まるきっかけにもなっています。
やはり、士業やコンサル企業は入居ビルを見られるのだと実感しています。与信力の高いビルに入っていることが、そのまま企業の信用に直結しています。
また、社員のモチベーションも高まり、今後離職率が低下していくと予想されますし、利便性の高い立地になったことで採用も進めやすくなると感じています。このオフィスは、人手不足の中でひとつの武器になると思います。
オフィスは、執務室、大会議室、小会議室(Zoomルーム)、エントランスに分かれています。
執務室側は内装工事をせず、無駄なスペースを極力なくしました。机と棚を機能的に配置しています。今後人が増えても席数を確保するためです。
大会議室には、ホワイトボードと大型スクリーンを配置しました。また、YouTube撮影やライブ発信時の背景用に、社名の入ったボードも設置しました。
小会議室は、サブの会議室であると同時に、Zoomなどのオンライン会議に使用されています。
エントランスには、代表が執筆・監修した書籍や、アワード受賞の賞状などを並べ、信用力を高める空間にしています。また、AI受付システムを導入し、効率化をはかりました。
コロナの影響で、入居日までに内装工事が間に合わないなど、紆余曲折あってのオフィスづくりでしたが、大変だった分、今後もこのオフィスを存分に活かしていきたいですね。
当社では、リモートワークは導入していません。多岐にわたる分野の専門家、役員、従業員が密に連携できる体制を重視しています。その理由は、社内のコミュニケーションがお客様へのサービス向上につながると確信しているからです。
そもそも、私たちは企業の支援事業をしているので、コロナのような緊急事態には「出動」する側だと思っています。大混乱の中でも迅速に企業のサポートをするには、リモートワークではなく、オフィスに集まって連携して動く必要があると思います。実際、迅速さや丁寧さが評価され、SNSなどでの紹介が増えました。
その代わり、早い段階から感染対策はしっかり行いました。サーモカメラや除菌マシン、空気清浄機などもいち早く導入しています。今後も、社員に出勤してもらうからには安心して過ごせる空間にできるよう、感染症対策は怠りません。
創業以来、オリンピックの年に合わせて4年に1回移転すると決めて、ここまできました。全社の頑張り次第でオフィス拡大にもオフィス縮小にもつながる、というルールです。時期を区切って白黒つけることは、モチベーション向上のためのバネになります。また、今回の移転にたくさん良い効果があったように、移転自体が会社にとっての転機にもなります。
今後も多拠点主義を採らず、一点豪華主義でオフィスを1箇所だけ構え、全国のお客様に対応していく方針です。
(photo:呂 翔華/text:呂 翔華・福家 実咲)
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