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【RGF】オフィスが、多国籍なメンバー同士をつなぐ“架け橋”になる。活発なコミュニケーションを生むための環境づくり

グローバル人材の紹介事業を手掛ける、RGF Professional Recruitment Japan。2018年4月に、JR大崎駅徒歩2分の大型ビル「ThinkPark Tower」へオフィスを移転しました。

約120名在籍している社員のうち、半数が外国籍のメンバーという同社。会議室の名称を世界のパイオニアにちなんだものにしたり、カフェテリアにビリヤードを置いたりと、オフィスの随所に工夫が見られます。

新オフィスにはどんな思いが込められているのか、ディレクターの芝隼人さん(写真左)とビジネスオペレーションパートナーの神田美穂さん(写真右)に伺いました。(公開日:2018/06/19)

恵比寿から大崎へ。人員増加に伴いオフィスを移転

rgf_オフィスエントランス

── 恵比寿から大崎へオフィスを移転されました。経緯を教えてください。

芝:私たちは人材紹介事業を行っているのですが、昨今は転職市場が特に活況で、お客様の引き合いが非常に増えています。特に、弊社が注力しているバイリンガル人材やグローバル人材の転職支援という領域でニーズが増えており、業績拡大・人員増加に伴って移転をすることになりました。

── 立地や物件を選ぶ際にこだわった点はありますか?

芝:転職希望でオフィスにご来社されるお客様が多いこと、そして社員も全国各地のさまざまなクライアント様を訪問することから、多方面へのアクセスの良さを一番に考慮しました。その上で、もともとオフィスを構えていた恵比寿から遠すぎない場所を候補に、物件を探しました。

恵比寿では400坪弱の広さを確保できる物件がなかったので、溜池山王や目黒、そして大崎などエリアを広げて検討しました。いくつかの物件を見たなかでも、このThinkPark Towerは特にビルグレードが高く、駅からも近いということで入居を決めました。

また、弊社には部活動としてフットサルクラブがあるのですが、以前からメンバーがこのビルにあるフットサルコートを利用していたことも決め手の一つでした。

rgf_芝隼人さん

── 物件探しから入居までの間、特に大変だったことはありますか?

芝:内見をしたのがちょうど夏場だったので、暑いなか物件を一つひとつ見て回るのが大変だった記憶があります。また社内的な事情ですが、承認作業に思ったよりも時間がかかりました。オフィス選びはご縁ですから、何よりもタイミングとスピード感が重要ですが、それに合わせて社内の承認作業を調整することに苦労しました。

rgf_ワークエリア

── 新オフィスはいくつかのエリアに分かれているそうですね。

芝:はい。レイアウトは大きく分けて、ワークエリア、リフレッシュエリア、ミーティングエリアの3つです。リフレッシュエリアには、バーカウンターとカフェテリアがあります。

新オフィスのコンセプトは、「専門性(Professional)」と「信頼感(Establish trust)」、そして人と企業の架け橋、日本とアジアの架け橋でありたいという企業のビジョンを込めた「ブリッジ(Bridge)」です。設計・デザインなどをお任せしたCanuchさんのおかげで実現することができました。

職人の熟練された技術を用いた内装ディティールで「専門性」を表現し、木目調デスクなどのナチュラルなオフィス家具を導入することで、やさしさや親しみやすさを含めた「信頼感」を表しています。「ブリッジ」はデザイン要素として取り入れており、会社のロゴなどに反映させています。

RGFはRecruit Global Familyの略なのですが、日頃から大切にしている“ファミリー感”をオフィスでも表現できれば、と考えました。会話を引き出しやすくするため、全体的にホームテイストでナチュラルな家具を用いてコーディネートすることを心がけています。

ビリヤード台からカーペットの都市デザインまで。随所に感じられるこだわり

rgf_バーカウンター

洗練された印象のバーカウンター

── では、まずリフレッシュエリアのこだわりから教えてください。

芝:リフレッシュエリアは全社員が交流できる空間ということで、バーカウンターとカフェテリアについてはデザインの打ち合わせの段階から特にこだわりました。

リフレッシュエリアでは、「Friday Party」というイベントを毎週金曜日の業務終了後に行っています。飲み物やスナックを片手に、部署の垣根を越えた横断的なコミュニケーションを図っているんです。多国籍なメンバーが多いからこその取り組みでもあります。

── とても素敵なイベントですね!

芝:週替わりで、チーム毎にパーティのホスト役を担当してもらって、イベントや、手作りの食べ物やドリンクを用意してたりするんですよ。

神田:Friday Partyは、社員からとても好評です。オフィスが拡大すると異部署間の交流は少なくなりがちですが、こうしたイベントを定期的に設けるとコミュニケーションは取りやすくなりますよね。

このバーカウンターとカフェテリアでオープニングパーティーを開催しましたが、今後はキックオフなどさまざまなイベントでも使いたいなと思っています。

rgf_カフェテリア

シックな雰囲気のカフェテリア

── カフェテリアにはビリヤード台がありますね。これもコミュニケーションツールの一つですか?

芝:そうですね。Friday Partyやランチタイム、18時の通常業務終了後などに、社員のみんながよくプレイしていますよ。

デザイナーさんとの打ち合わせや社内のメンバーとブレストをしているなかで、私が「どうしても卓球台を取り入れたい」と意見を出したんです。実は以前、外資系企業のお客様のオフィスにお邪魔した時に、卓球台が置いてあって。社員のみなさんが和気あいあいと楽しそうに、メリハリをつけて仕事をされているなという印象がありました。そこで弊社でも、みんなでできる何かを置きたいなと思ったんです。

── 実際に使ってみて、効果を実感されていますか?

芝:まだ入居して1ヶ月なので、何とも言えない部分もあるんですけど…私は気に入ってますね。ビリヤードには集中力を高める効果があると思っています。

リクルーティング業務における求人と人材のマッチングは、業界を超えた転職サポートや、レジュメだけでは分からないその人の良さを引き出すことが重要。なので、コンサルタントは時として非常にクリエイティブな発想を求められるんです。

デスクワークだけでは頭が固くなりがちですが、思考を整理して、集中して、アウトプットに結びつけるツールとしてビリヤードは役立っているなぁと感じています。クリエイティブなアイデアを生み出す効果はあると思いますね。

rgf_会議室

── 次に、ミーティングエリア(会議室)のこだわりを教えてください。

芝:まず、会議室のカーペットは都市をテーマにしたデザインにしました。世界各国、グローバルに人材をつなげるという企業の特徴をイメージしたグラフィックになっています。

そして、各部屋の名前にもこだわりがあります。大小合わせて16ある会議室の名前は、世界のパイオニアにちなんで命名したんです。前のオフィスの時は世界の橋の名前だったのですが、今回の移転に伴って社員からアイデアを募り、「何かしらのパイオニアとして成功を収めた人の名前にしよう」ということになりました。

── 卑弥呼、クレオパトラ、野茂英雄など、実にさまざまですね!

芝:そうですね。国籍も年代も、性別もバラバラです。弊社には15ヶ国以上の国籍のメンバーがいるので、ダイバーシティーを意識しています。

rgf_ユニークな会議室の名前

── ワークエリアのこだわりについても教えてください。

芝:前のオフィスはパンパンに人が入っていたので、会議室でないとチーム毎の話し合いができないような状況でした。一方、この新しいオフィスでは社内のちょっとしたスペースを活かして、コミュニケーションがサクッと取れる場所が多く用意されています。

rgf_ボックス席

ワークエリアの奥にあるボックス席

神田:また、オンとオフのメリハリをつけるために、天井を塗り分けたり、床の仕上げ材を切り替えたり、照明の色を変えたりしています。バーカウンターやカフェテリアなどがあるリフレッシュエリアからワークエリアに移動した時に、自然と気持ちを切り替えられるという狙いがあります。ちなみに、2つのエリアをクローズな壁で仕切ると閉鎖的になってしまうので、ガラスの仕切りにして見通せるようにしました。

「ドラマに出てくるようなオフィス」と社内からも喜びの声

── 移転後、社内の皆さんからの反応はいかがでしたか?

神田:社員にヒアリングをしましたが、概ね好評価です。「会議室が非常に洗練されていて、お客様にこれまで以上に信頼していただけるようになった」、「ドラマに出てくるオフィスみたい」、「窓が大きくて陽の光が入ってきて気持ちが良い」などの意見が挙がりました。

さらに、デスク周りをキレイにしている社員が増えた気がします。せっかくスタイリッシュで快適なオフィスになったので、みんな汚さないように意識しているのかもしれません(笑)。

rgf_神田美穂さん

── 社内のコミュニケーションについて、変化はありましたか?

芝:今までは、チームミーティングや社内会議をクローズな部屋で行うことが多かったのですが、移転してからはワークエリア内のちょっとした打ち合わせスペースを活用する機会が増えました。それによって、よりオープンな雰囲気でのコミュニケーションが増えたと感じています。

ファミレス風のボックス席やカフェテリアのスペースで、異なる部署同士で集まって話したり、お弁当を食べている様子はよく見かけますね。

rgf_雑談の様子

オフィスだけでなく、制度面でも。働きやすさ向上を推進

── 働きやすい環境をつくるために、オフィス空間以外で取り組んでいることはありますか?

芝:フレックス勤務制度やビジネスカジュアル制度を導入しています。人材紹介会社はスーツとネクタイ着用が必須の会社が多いと思いますが、ある程度わきまえた服装であれば、社内ではカジュアルな服装でもよいことにしています。なかにはTシャツと短パンで出勤して、会社でポロシャツに着替える社員もいます(笑)。

また、マネージャーは部下を細かく管理せず、週1回のミーティングで業務報告をする体制をとっています。リクルーティングの組織は、個人の成績が業績給に連動するので、個人プレイになりがちです。しかし弊社では、チーム協業で決定数を増加させる仕組みを作っているので、未経験の新入社員でも業務に入りやすい環境を整えています。

あとは、働くモチベーションを維持するために、先ほどお話ししたFriday Partyの他にも、全社イベントを多数用意しています。お花見やBBQ、ハロウィンやクリスマスなどですね。特にハロウィンはかなり本気でやっています(笑)。

rgf_芝隼人さんと神田美穂さん

神田:その他にも「インセンティブトリップ」といって、チームやグループで目標を達成すると、そのメンバーで旅行にいける制度があります。もちろん、旅費は会社負担です。また「全社トリップ」もあり、今年は80名ほどでハワイに行きました。

── モチベーションが高まりますね。

芝:そうですね。特にインセンティブトリップは、自分たちが頑張った報酬として旅行にいけるので、メンバー間の結束がより強まりますし、「次はここに行こう、頑張ろう」という良いサイクルが回っていると思います。

── 最後に、オフィス環境や事業についての展望を教えてください。

芝:今後弊社で新卒採用を始めたいと考えているので、普段どんなオフィスで働いているのかを見ていただくため、社内での採用セミナーやオフィスツアーを開催したいです。それから、社員のご家族も参加できるイベントをオフィスでやってみたいですね。

事業に関してはグローバル領域が好調なので、今後も引き続き拡大していきたいと思っています。それにプラスして、弊社の強みであるリクルートグループのネットワークや、業界に特化した専門性を最大限に生かし、プロフェッショナル層のリクルーティング領域で広く認知される企業を目指していきたいです。

(photo:森田剛史/text:五月女菜穂)

RGF Professional Recruitment Japan

会社HP https://www.rgf-professional.jp/

移転先 ThinkPark Tower(品川区大崎2-1-1)

移転元 恵比寿イーストビル(渋谷区広尾1-13-7)

移転時期 2018年4月

移転規模 約160坪→約380坪

利用人数 約120名

Photo Album

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取材を終えて

営業担当:呂

営業担当:呂

以前、Friday Partyの時間帯に訪問させていただいた際、実際にバーカウンターやビリヤード台で社員の方が和気あいあいとコミュニケーションをとられていて、とても明るい雰囲気だったのが印象的でした。取材の際にも、社員の方が快くお写真に写ってくださったり、代表者様がすれ違いざまにフレンドリーに話しかけてくださったりと、あたたかさを感じる瞬間が多かったです。素敵なご移転をお手伝いできたことを改めて実感いたしました。新しいオフィスが皆様にも好評と伺い、大変嬉しく思っています。取材へのご協力、誠にありがとうございました。これからも勢いのあるご活躍を楽しみにしております!

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