HOME > officee magazine > オフィスインタビュー > 100坪〜300坪 > 【お茶の水ゼミナール】集中できる環境を常に追求する
1975年創立の全国初の現役高校生対象の予備校。2006年に株式会社ベネッセコーポレーションの100%子会社となった。少子化や入試制度の多様化といった時代に敏感に対応しつつも、揺るぎない本物の価値観を作り続ける努力をいとわず、教育という責任のある仕事に長い間成功し続けてきた企業。現在5拠点、東京本校(水道橋)、渋谷校、池袋校、吉祥寺校、南浦和館の教室を展開している。
千代田区三崎町2-21-11
お茶の水ゼミナール東京本校
水道橋駅東口から徒歩2分という好立地に、今回取材にお伺いした、お茶の水ゼミナール様がご入居されているビルがございます。周辺には大学などの教育施設、複数の中高一貫校があり、多くの難関大学志望の受講生が学校帰りに集います。
近年、新聞やニュースでも度々取りあげられている通り、日本では子どもの数が年々減少しており、それに伴って大学を受験する受験生の数も減少傾向が続いています。しかし、このような状況の中で、お茶の水ゼミナールでは多様化する生徒の進路志向にあわせてサービス充実を図り、従来から在籍数が多かった私立文系を志望する女子だけでなく、難関国公立大や理系の志望者の在籍数が年々大幅に増加してきています。その結果、既存の設備における収容人数のキャパシティーが限界に近づき、生徒1人ひとりのニーズによりフィットした講座やサービスを拡充し続けていくために、規模の拡大を検討するに至り、47さんに相談をさせていただきました。
従来から女子の生徒が多いということもあり、清楚で明るいイメージを全面的に打ち出したいという考えがあります。そのため、教室や自習室など、1つひとつの学習環境を作っていく上で明るい雰囲気が出せるように心がけています。
また、お茶の水ゼミナールの特徴のひとつに「少人数制」があります。対話形式の授業を展開することで、常に生徒さんとのコミュニケーションを大事にし、1人ひとりの学習状況を把握しながら生徒の成長を支えていく環境作りを推進しています。大規模予備校のように、大教室を設けて100~200人に対して一度に授業をするのではなく、20~30人の小さい教室で少人数授業を展開することによって、よりきめの細かいサービスを提供し続けることにこだわっています。
当然のことながら、自社の状況や取り巻く環境は日々目まぐるしく変化しています。現状と将来的な展望をバランスよく考慮しながら、必要な情報を的確かつタイムリーにつかみ、状況にあわせたベストな決断をしていくことが求められますし、非常に難しい点でもあります。特に新しい校舎の展開や既存校舎の増床については投資コストも大きい分、慎重な判断が求められます。それだけに自分たちが必要な情報をいかにタイミングよく掴めるかが非常に重要であるといえます。
すべての生徒に100%満足してもらえる完全な学習環境を作りあげることは困難です。ただし、より多くの生徒が「学習に集中できる学習環境」を追求していくことは非常に大事なことですし、常に思案し続けている毎日です。学習のしやすさ、集中できる環境であることはもちろん、生徒の安全性の確保や保護者の皆様にも安心していただける環境を作ることにも常に留意しています。当たり前のことですが、予備校というのはただ単に校舎を開けていればいいというわけではありません。生徒や保護者に安心感と満足感を得ていただく環境をどのように具体的に実現させていくかについては日々考え続けています。
昨年度、47さんのご協力を得て2校舎で増床をしましたので、まずはこの設備をフルに活かして、1人でも多くの生徒さんが第1志望合格に向けてしっかりと力をつけていただける講座を準備し、提供し続けていくことが目下の命題です。あわせて、大学入試改革やグローバル化の流れなど、世の中の状況は刻一刻と変化しています。このような変化を受けて、多様化する生徒1人ひとりの学力の向上と進路の実現を、いかにフィット感のある形で提供し続けられるかが非常に重要だと感じています。
第1志望大学の合格はもちろん、社会、更には世界で活躍できる人材を育てるために、お茶の水ゼミナールとして何ができるのかを常に追求し続けていきたいと考えています。
もともと47さんのことは全く知らなかったのですが、ちょうど東京本校と池袋の増床を検討するタイミングで、ベネッセグループの中で評判がいいという事で本社から紹介を受けたこともあって相談をさせていただきました。宇垣社長、黒田さん(注:弊社営業担当)が非常に親身になって相談にのっていただき、短期間でこちらの状況にピッタリあった期待以上のご提案をいただきました。最終的には2校舎とも47さんにお世話になることに決めましたが、物件を決めた後のフォローやその後の情報提供はもちろん、新しい環境で生徒がいきいきと学習している状況を目の当たりにすると、47さんにお願いして本当によかったと実感しています。47さんの柔軟な機動力ときめの細かいフォローには心から感謝しています。
今回取材にお伺いしたお茶の水ゼミナール代表取締役茶谷様は、どんなお話の中にも生徒さんのお話がありました。小さいビルで始めた個人塾が、今では難関大学に合格者を多く輩出するほどの有名予備校に。変化する時代の流れに対応すべく、あらゆるニーズを捉えていく。すべては”生徒さんのため”という想いが伝わってきました。お忙しい中お時間いただきまして、本当にありがとうございました。
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