HOME > officee magazine > オフィスインタビュー > 50坪〜100坪 > 【ライフ・フィットネス・ジャパン】Welcome to Life Fitness Japan! お客さまに“安心”していただくためのショールーム
エクササイズ・マシンの世界トップブランドとして、フィットネス業界を牽引する、ライフ・フィットネス・ジャパン株式会社さん。「人が健康的に生きるのをサポートする」というミッションを掲げて、製品開発からレイアウト提案、アフターケアまでをワンストップで行い、質の高いトータルソリューションが評価を受けています。
同社は2017年7月にショールームを移転。47では、移転の仲介と内装のお手伝いをさせていただきました。そこは単なる製品紹介のためのショールームではなく、お客さまを第一に考える同社ならではのこだわりが詰まっているのです。
改めてその想いをうかがうべく、今回オープンしたばかりのショールームに行ってきました!(公開日:2017/11/28)
ライフ・フィットネス・ジャパンさんの新ショールームがあるのは、外苑西通りに面して立地するQiz AOYAMAの3階。
エレベーターを降りた瞬間から、「フィットネスマシンのショールーム」というイメージを覆す、和の空間が広がっています。エントランスは蹲(つくばい)と枯山水を配していて、障子の柄は麻の葉柄のデザイン。リラックス系の音楽が流れ、日本らしい雰囲気が見事に表現されていました。
エントランスを入ると、心地よいジャズが流れるバーカウンターが現れます。壁やイスなど全体がシックな色合いでまとめられ、落ち着いた雰囲気です。
「ウェルカムの気持ちを表しつつ、軽く会話を楽しめるスペースにしたい」という思いが込められているそうです。
取材当日は、ちょうどハロウィンの時期。あちらこちらに飾り付けがされていて、より一層ウェルカムの気持ちを感じることができました!
よく見ると、カウンターには“Life Fitness”の文字が。色違いのタイルを1つ1つ並べていて、細部にもこだわりが感じられます。
バーカウンターの向かいに目を向けると、雰囲気は一転。白い壁で仕切られた、コンパクトな執務スペースが設けられています。
さらに右手奥に進むと、そこに広がっているのはフィットネスマシンの展示スペース。様々な種類のマシンが並べられていました。
ここでは躍動感のある軽快な音楽が流れています。エントランスから奥に進むにつれて音楽のテンポも変わり、最後はフィットネスクラブさながらのハイテンションな雰囲気です。
さらに、中階段を上った場所にはバルコニーが。ソファが置かれており、外の風を感じながらリフレッシュしたり、ちょっとした打ち合わせもできます。
それでは、今回ショールームを移転した経緯や、そこに込められた想いについて、代表取締役のオリーヴィエ・ヴァンダーキャムさんとコーディネーターのニーナさんにお話をうかがっていきたいと思います。
以前は、本社である南青山4丁目の事務所にショールームを併設していたんです。多くのお客さまに足を運んでいただいたお陰で、結果的に売上も増え、スタッフも入り切らなくなったため、ショールームを現在の神宮前3丁目に移しました。ショールームは、お客さまに実際に商品を見て触ってもらうことや、スタッフが商品の知識をしっかりと習得するためにとても大切な場所だと考えています。ブランドイメージもあるので、今回はオシャレな空間を作ることにこだわりました。
外資系企業で、しかも扱っている商品がフィットネスマシンとなると、どことなく強い印象を与えてしまう。そうではなく、ソフトなイメージを前面に出したかったんです。私たちは日本法人として地に足をつけて営業していますし、お客さまも大半が日本人。「日本のお客さまのために!」という強い想いを持っています。なので、エントランスではより日本らしさや安らぎを感じられるようにと、和の空間に仕上げてもらいました。
表面的なものではなく、「本物」を使うことにもこだわっています。例えば、“和風”ではなく、本物の“和”をつくることを意識しましたし、バーカウンターも見た目だけ似せているのではなく、実際にちゃんと使えるものなんです。特にバーカウンターでは、50-70代のお客さまに懐かしさや安心感を感じていただけるようにと、ヴィンテージのチェアなどを使用したりしています。
また、お客さまにとってフィットネスマシンを購入するというのは、とても大きな投資。だからこそ、安心して商品を選んでいただくことを何より大切にしていて。「ショールーム」とは言いながらも、「ただフィットネスマシンを見に来る場所」という風には考えていないんです。ここは、「お客さまとスタッフが信頼関係を築くための場所」だと思っています。
そのため、内装に関しても、お客さまの動線を意識したつくりになっているんです。入っていきなり最初に商品を見せるのではなく、まずはこのショールーム全体の雰囲気を感じていただきます。心地よいBGMが流れるなか、バーカウンターでスタッフと気兼ねなく会話することで、より安心感を感じていただけるよう工夫しています。
通常のショールームは、一度来たら終わり、というケースが多いのですが、こちらはリピーターの方にも沢山お越しいただいています。バーカウンターでスタッフと話したい、ここの雰囲気が好き、といってくださる方がいらっしゃるので、嬉しいですね。実際に商品を見て触っていただくのはもちろん、コミュニケーションの場となっているのを実感します。
社員からも好評ですよ。社内研修をしたり、新商品のテストをしたりするだけでなく、好きな時にマシンを使ってトレーニングをしても良いんです。執務スペースも完備しているので、通常業務を行う場としても活用しています。
先日移転パーティを行ったのですが、社内外含めて計150名くらいの方にお越しいただきました。今一番楽しみにしているのは、移転後初のクリスマス兼忘年会ですね。一番大きな社内イベントで、社員とその家族が集まり、毎年とても賑やかなんです。今後もこのショールームで色んなイベントを行い、社内外の方が交流できる場所にしていきたいですね。
オフィスは、来なければならない場所ではなく、「フリースペース」という捉え方をしているんです。コミュニケーションがとりやすくて、有意義な話をできる場所であれば、どこで仕事をしてもらっても良いんです。モチベーションを高く保ちながら、好きなところで仕事をして、いい結果を出せればそれでOK。一方で、会議やパーティでみんなが同じ場所に集まり、コミュニケーションをとることも大事にしています。
ライフ・フィットネス・ジャパンは、現在日本でトップシェアを誇るフィットネスマシンの会社です。これは、商品やサービス面の満足度だけではなく、この会社に集まっているスタッフやチームそのものをご評価いただいた結果だと思っているんです。私たちの会社には様々な国籍のスタッフが集まっていて、年齢層も20-60代と実に幅広く、古いメンバーも新しいメンバーもいます。その多様性からうまれるアイデアやエネルギーが、ライフ・フィットネス・ジャパンのパワーになっているんです。その強みを活かして、今後もさらに成長してきたいですね。
そして、日本からアジアパシフィックを全てマネジメントしたい。そう強く思い描いています。スタッフにも、日本でだけではなく海外でも経験を積んでほしいと思っていますし、そういったスタッフが増えることでさらに素晴らしい会社になると思っています。みんなには、ライフ・フィットネス・ジャパンで仕事をしていることを誇りに思ってほしいですし、ここで一番いい経験をつくって、次のステップに進んでいってほしいですね。会社としては、よくあるアジアから日本へという流れではなく、日本からアジアに展開していくべく、頑張っていきたいと思います。
(photo:森田剛史/text:松本阿澄/edit:澤木香織)
不動産契約から内装引渡しまで、弊社でお手伝いをさせていただきました。「和」を体現するために、和紙や蹲(つくばい)など一つ一つ本物にこだわりぬいた内装。設計から施工まで、各職人さまのお力添えがあり、工程通りにお引き渡しができて本当に良かったです。施工途中も、代表のオリーヴィエさんやメンバーの方々が進捗を見に来てくださり、このショールームにかける思いを感じました。外部のお客様だけでなく、ライフ・フィットネス・ジャパンのメンバーの方々にもご満足いただけているというお話を聞き、嬉しい限りです。このショールームの出店がアジア進出への足がかりになると信じています!今後のご発展とご活躍を、心から楽しみにしています。
2006年にグッドデザイン賞を受賞したQiz AOYAMA。いわゆるオシャレな物件の中にある外資系の会社のショールームなので、キラキラとしたオシャレな内装をイメージしていました。しかし実際におうかがいしてみると、イメージとはかけ離れた、和の落ち着いた空間に吸い込まれます。日本のお客さまのために、そのお客さまに安心してほしい、という気持ちがあらゆるところで伝わってきました。お客さまを呼ぶイベントでは、スタッフのみなさまが着物でお出迎いをすることもあるそう。ウェルカムの気持ちに溢れた“人”と“空間”が魅力的でした。ハロウィンの少し前におうかがいしたので、その装飾がされていたのも印象に残っています。熱い想いをおうかがいして、仰っていたアジアへの広がりが目の前に見えてくるような気持ちになりました。ライフ・フィットネス・ジャパンのみなさま、取材へのご協力ありがとうございました!
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