HOME > officee magazine > オフィスインタビュー > 20坪〜30坪 > 【ken-ken】空間づくりは「働き方」に直結する。人と同じ空間を共有し互いに刺激を与え会えるオフィス
ken-ken有限会社 一級建築士設計事務所さまが関内STビルにオフィスを移したのは、2021年10月。賃貸物件探しでもっともこだわったのは「開放感のあるオフィス」だそうです。
ken-ken有限会社 一級建築士設計事務所さまに、新オフィスを選んだ理由や内装のポイントなどを伺いました。(記事公開日:2022/03/15)
横浜スタジアムが一望できる景色が決め手になりました。
以前のオフィスは倉庫を改装したような空間で、天井が6メートルくらいあり、とても開放感があってユニークでした。似たような物件があればと探したのですが、天井の高い部屋はなかなか見つからなくて。そこで、景色に開放感を求めることにしたんです。このオフィスは10階で見晴らしが良く、なんといっても横浜スタジアムが見える眺望に惹かれて、入居を決断しました。
当社のメンバーは出社していることが多いです。リモートでできる業務とできない業務があるので、適宜組み合わせて勤務してもらっています。たとえば、企画のデザインなど濃いコミュニケーションが必須な場合は対面で行い、一方で書類作成などの事務作業は在宅で行う、といった使い分けです。
いずれにせよ、コミュニケーションはなるべく対面でとってほしいですね。一人で物事を考えていると堂々巡りしてしまいますし、誰かと会って話すことで解決することも多いと思うので。人と同じ空間を共有すること自体が刺激になるので、リモート会議だけでは不十分だと思っています。
クライアントに対しても、なるべくメールではなく対面でコミュニケーションをとるようにしています。メールだと認識のズレが発生したり、意図せぬ伝わり方をしてしまうことがあるからです。認識のズレをなくすためのすり合わせで、逆に時間がかかってしまうこともありますし。メールを使うのは、日時の調整程度に留めたいですね。
なるべく壁をつくらずに、本棚などで間仕切りをしました。こうすることで音や気配が伝わり、部屋全体に一体感が生まれると思います。
また、横浜スタジアムが一望できる窓際に会議室を設けました。来社いただいた方に景色を喜んでいただけていて、嬉しいです。
当社のような建築事務所は、「暮らし」を組み立てることが仕事ですが、オフィスづくりも同じだと思います。リラックスさせたいのか、それとも遊び心を出したいのか。自由にしてもらうのか、それともしっかり管理したいのか。空間づくりは「働き方」に直結します。働き方が多様になっているからこそ、オフィスの在り方についてこれからも考え続けたいです。
(photo:呂 翔華/text:呂 翔華・福家 実咲)
ken-ken有限会社 一級建築士設計事務所
入居物件 関内STビル
所在地 神奈川県横浜市中区尾上町1-4-1
移転時期 2021年10月
移転規模 約21坪
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