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【NEWS】新宿スバルビル、2018年8月からついに解体

新宿西口のシンボル的存在だった新宿スバルビル。その解体工事が2018年8月からついに始まります。

新宿スバルビルは、富士重工業(現:SUBARU)が1953年の創業時に入居していた東富士ビルを建て替え、1966年に完成した物件です。

2011年に富士重工業から小田急電鉄へと売却され、早期に解体が決まっていました。

売却後も新宿スバルビルに本社を置いていた富士重工業は、2014年に恵比寿へとオフィスを移転します。

新宿スバルビル

しばらくの間は地下店舗のみが営業していましたが、徐々にテナントが退去。

2018年7月21日をもってビルは完全閉鎖となり、8月から解体工事が着手されることとなりました。

新宿スバルビルと言えば、地下にある「新宿の目」。

1970年に芸術家の宮下芳子さんによって制作された作品で、「怪物的バイタリティを持つ新宿新都心」にふさわしい、「時の流れ、思想の動き、現代のあらゆるものを見つめる“目”」を表現したのだそうです。

新宿の目

中の照明によってゆらゆらと不思議な動きを見せる巨大オブジェは、多くの通行人に親しまれてきました。

東日本大震災後は節電のためしばらく点灯を中止していましたが、2018年7月現在ではLED照明に変更して再点灯しています。

2014年には、新宿スバルビルの解体を惜しみ、4階から9階までの窓を使った大掛かりなプロジェクションマッピングが行われました。

2018年8月から開始される工事によって地上部分は解体されるものの、地下部分はしばらくの間着手しないとのこと。「新宿の目」も当面は残されることになります。

駅施設・駅ビルの老朽化が課題となっている西新宿エリア。東京都と新宿区は2018年3月、「新宿の拠点再整備方針~新宿グランドターミナルの一体的な再編~」を策定し、2040年に向けて長期的・広域的な視点から再整備していく方針を発表しています。今後の具体的な再開発計画等は未定ですが、見慣れた西新宿エリアの景観は一体どのように変化していくのでしょうか。

(公開日:2018/07/20)

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