【NEWS】GMOグループ、2019年11月から渋谷フクラスに移転開始

インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、仮想通貨事業などを展開するGMOインターネットグループは、2019年11月から新築の渋谷フクラスに順次移転を開始すると発表しました。

【下記転載】

GMOインターネットグループは、まもなく竣工予定の「渋谷フクラス（SHIBUYA FUKURAS）」（所在地：渋谷区道玄坂1丁目2番3号）に入居することが決定している各社について、2019年11月より順次移転を開始いたします。

GMOインターネットグループは、本社であるセルリアンタワー（所在地：渋谷区桜丘町）の周辺に点在していたグループ各社を「渋谷フクラス」に集約することにより、セルリアンタワーを第1本社、「渋谷フクラス」を第2本社とする2棟体制で、グループ各社の連携強化と業務の効率化を図ってまいります。

また、第2本社となる「渋谷フクラス」には、2019年12月5日（木）にグランドオープンする商業施設ゾーンの「東急プラザ渋谷」のテナントとして、GMOインターネットグループが手掛ける最新の待ち合わせスポット「GMOデジタル・ハチ公square」をオープンする予定です。

「渋谷フクラス」入居の背景

1995年にインターネット事業を開始したGMOインターネットグループは、2001年からは渋谷の「セルリアンタワー」を本社とし、インターネットのサービスを総合的に展開してまいりました。現在では、日本国内は大阪や北九州、宮崎など各地に拠点を持ち、海外においても北米、欧州、東南アジア地域をはじめとした各国に現地法人を置き事業を展開しています。

インターネットの普及・発展とともに成長し続けるGMOインターネットグループは、セルリアンタワー入居時の18年前と比べると、グループ会社数は約10倍の111社、パートナー（従業員）の数は約8倍の約6,000名にまで増加しています（2019年6月時点）。

このようにグループの拡大が進む中、グループ各社が本社であるセルリアンタワーに収まらずに渋谷駅周辺に点在しているという現状がありました。

そこで、GMOインターネットグループは、金融・決済を担うグループ会社を中心に、グループ連携強化による事業シナジーの創出を図るべく、渋谷の再開発に合わせて建設される新ビル「渋谷フクラス」に、渋谷駅周辺に点在する各社を集約することといたしました。

今後、GMOインターネットグループは、「セルリアンタワー（第1本社）」と「渋谷フクラス（第2本社）」の2棟体制として、渋谷を中心とした国内外約6,000名とパートナーとともにお客様に喜んでいただけるサービスを提供し、事業を展開してまいります。

「GMOデジタル・ハチ公square」について

「渋谷フクラス」の商業施設「東急プラザ渋谷」のテナントとして、グランドフロアとなる2階にGMOインターネットグループが手掛ける最新の待ち合わせスポット「GMOデジタル・ハチ公square」が登場します。渋谷の象徴である『ハチ公』を、最先端のホログラムディスプレイ技術で再現するほか、壁全面のサイネージで大迫力のデジタルアートをお楽しみいただける無料の待ち合わせスポットです。

▲「GMOデジタル・ハチ公square」イメージ

出典：「渋谷フクラス」をGMOインターネットグループの第2本社ビルへ一部グループ会社が11月中旬から入居開始

編集部コメント

「すべての人にインターネット」を合言葉に事業を展開しているGMOグループ。同社は、以前から本社と分室を渋谷エリアに集めていました。今回、新築ビル「渋谷フクラス」を一棟で借りるということで、渋谷ストリームのグーグル同様、かなり早いタイミングでテナント入居を決めたようです。

当初は各ビルオーナーや不動産業者の間で「GMOがセルリアンタワーから移転か！？」と噂が立っていたのですが、どうやら周辺にある分室や関連会社を集約し、セルリアンタワーも引き続き賃貸していく模様。2拠点体制のビル同士も近隣に立地しているので、GMOグループ内における連携強化、各事業間のシナジー創出という目的も果たされるのではないでしょうか。

余談ですが、GMOグループ各社が使っている現在のオフィスも解約予告が出され、2次空室の募集が出始めています。しかし、渋谷エリアの移転需要は非常に高いため、市場に出るやいなや申込みが殺到して、ほとんどの物件が契約予定になっている状況です。「GMOの跡地」にどんな企業が入ることになるのか、引き続き注目したいところですね。

（記事公開日：2019/10/15）