東京駅の所在地である「丸の内」は、かつてこの地域に存在していた江戸城の外堀の内側を意味しています。江戸時代初期、湿原や入り江だったこの地は、次々と埋め立てられ開拓されていきました。幕末まで建ち並んでいた、御三家をはじめとする諸大名のお屋敷は、明治維新とともに姿を消すこととなります。一時は草木が鬱蒼と生い茂るまでに荒廃してしまった丸の内でしたが、三菱の2代目当主・岩崎弥之助が巨額の払下げ受け入れを決意。当時なかなか買い手がつかず、荒れ果てた丸の内は「貧乏くじ」と言われていたそうですが、三菱の開発着手によって目を見張るほどの変貌を遂げることとなります。「なに、竹でも植えてトラでも飼うか」と大笑いしたという弥之助には、既にレンガ造りの建造物が並ぶ、日本初の本格的なオフィス街が見えていたのかもしれません。
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■伝統と新しさの融合、「日本」を代表する丸の内の街並み
大規模な東京駅舎の復元工事で、記憶に新しい丸の内エリア。大正初期、当時の有名建築家であった辰野金吾によって建設されたもので、その美しいレンガ造りの出で立ちは、今も昔も見る者を魅了してやみません。近年再開発が進められている丸の内ですが、整然としたオフィス街にちりばめられているのは、まさに私たちが日々忘れかけている「日本」そのもの。例えば、大型商業施設の「KITTE(キッテ)」には、全国各地のご当地商品を扱うショップや、「日本のおもてなしフロア」と名づけられたレストランが並びます。古き良き日本伝統文化を継承しつつ、その魅力を最先端の取り組みで世界に発信する丸の内。新古の共存を見事に実現させた街並みこそが、国内外から厚く愛される由縁といっても過言ではないでしょう。
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