HOME > officee magazine > オフィスインタビュー > 50坪〜100坪 > 【クレスティア】渋谷への移転がブランディング強化に。居心地の良いオフィス空間で、豊かな発想と社員同士の交流が生まれる
株式会社クレスティアは、独自のWEBマーケティング技術やグローバルな視点を強みとするITベンチャー企業です。多言語対応した広告の出向支援や、フォトグラファーと写真を撮ってもらいたい人をマッチングさせる『FOTORIA出張撮影サービス』の運営などを行っています。
同社が自由が丘から渋谷へオフィス移転をしたのは、2019年8月。管理部の榎本郁実さん(写真右)と人事部の谷川栞さん(写真左)に、エリア選定の理由やオフィスづくりに込めた想いなどを伺いました。(公開日:2019/10/02)
榎本:今後の事業展開とそれに伴う社員の増員を見据え、移転を決めました。移転先のエリアは渋谷に絞っていたのですが、その理由は“IT企業が多く集まる場所にオフィスを構えることが自社のブランディングに繋がる”と感じたからです。
また、当社は海外取引も行っています。渋谷は外国人にも広く知られている街なので、会社の所在地を伝えた時や名刺を渡した時に伝わりやすく、信頼感が得やすいと考えました。
谷川:設立当初のオフィスは蒲田、そこから自由が丘へ移転して、今回が渋谷。事業が順調に成長しているというアピールにもなるのではと思っています。
榎本:ワンフロアであることです。部署をまたいで仕事をすることが多いため、コミュニケーションが取りやすい環境づくりに注力しています。蒲田のオフィスの頃からずっとワンフロアにこだわっていますね。オフィスの面積が広くなっても、社員同士の距離が遠くなりすぎないのが良いですね。
谷川:前のオフィスは入口の扉を開けたらすぐに執務スペースだったので、「おはよう!」と全員に向かって挨拶ができました。新オフィスでは広くなった分、従来のようにはいきませんが、フリースペースなどで社員同士が声をかけあっているのを見ると、コミュニケーションがしっかり取れている様子が伝わってきて、ほっこりした気分になります。
谷川:ありがとうございます!対面での会話はもちろんですが、チャットツールを活用し、「ここのランチがおいしかったよ」など、席が離れている人とも気軽に雑談を交わしています。普段からコミュニケーションを取っているからこそ、仕事もスムーズに進められていますね。
榎本:今回の移転でも、“できるところは自分たちでやろう”の精神で、業者に頼らずに配線したり、移転日に旧オフィスから荷物を運び出したりと、みんなで協力して進めました。オフィス移転という1つのプロジェクトに、社員全員が一丸となって取り組めたのは貴重な機会になりました。
普段仕事では関わらない社員と一緒に作業をすることもあり、お互いにコミュニケーションをとる良い機会になったと思います。移転を振り返ると、大変ではありましたが、それ以上に楽しかったですね!
榎本:クリエイティブな発想が生まれやすいように、居心地の良さを重視しました。仕事をするためだけにあるような、かっちりしたオフィスにはしたくないという気持ちもありましたね。
谷川:今回は自席スペース以外にも、社員からのリクエストとして挙がった立ちカウンターを取り入れました。その他にもフリースペースのソファ席、バーカウンター、2つの会議室があります。ラップトップを持ち自由に移動しながら、いろいろな場所で気分を変えながら仕事することができるんです。
谷川:さらに、執務スペースの奥に完全個室のマッサージルームを作りました。まるでサロンのような空間で、とてもリラックスできます。社員からも非常に好評ですね。
榎本:オフィスに入るとすぐ目に飛び込んでくる絵は、代表の知り合いの鉛筆画家さんに書いていただいたもの。当社の事業柄、重要視しているセキュリティを象徴する動物として、ライオンをリクエストしました。
造作棚に飾ったオブジェは、当社の事業に関連するものや、世界進出を目指す想いを込めてセレクトしています。
榎本:はい!大好評です。もともと社員からのリクエストとしては、「気軽にコミュニケーションが取れる場所がほしい」「ずっと座りっぱなしだと疲れるので、たまには立ってリフレッシュしたい」というものでした。使いやすさには結構こだわっていて、社員数名の身長を測って高さを決めたりしたので、みんなが活用してくれて嬉しいですね。
榎本:光が分散して空間がきれいに見えるよう、随所に間接照明を入れました。明るさは、人に安らぎを与える効果があるといわれている3000Kという色温度で統一しています。
ペンダントライトは、日本だけでなく海外のサイトも見て、社員数名でひたすら探しました。数千種類は見たと思います(笑)。サイトの商品写真だけでは分かりづらいので、実寸サイズに紙を切り抜いて大きさや配置を検討したり。この作業が一番大変だったかもしれません。
谷川:はい、採用活動にも良い影響を与えていると感じます。競合他社への情報流出を防ぐため、リクルートサイトではどうしても事業内容を詳細に書くことができず、どんな会社なのかを、事前に十分に伝えることができない。だからこそ、来社したときの印象ってすごく大事だと思っていて。オフィスがしっかり作り込んであると「ちゃんとした会社だな」と感じていただけるので、求職者の方にとっては1つの安心材料になっているのではないかと思います。
谷川:「きれい」「リラックスして働けそう」という声を多くいただいています。採用面接を行っている会議室から執務スペースが透けて見えるようになっているので、どのように働くのか具体的なイメージもつきやすいようです。
榎本:社員の働いている姿が見えると求職者が安心しやすいと考え、会議室の壁はガラス張りにしました。上側は透明に近く、下側は色を濃くして座っている社員の顔がはっきりとは見えないようになっています。プライバシーや個人情報は守りつつも透明性がある、良いバランスを実現できました。
榎本:クレスティアはマーケティングと語学に強いという他社にない特性をもっており、日本だけでなくグローバルな市場に向けてビジネスを展開しています。新しいことにも積極的に挑戦しており、現在、セキュリティ関係のビジネスをスタートさせるために製品開発を進めているところです。
谷川:世界に良い影響を与えるようなビジネスをつくりだし、ますます面白い会社になっていくと確信しています。当社のビジョンに共感していただける方を多く採用し、会社や事業の成長を促進していきたいです。
(photo:森田剛史/text:上條真由美)
自由が丘オフィスに続き、今回のご移転も弊社で仲介させていただき、大変嬉しく思います。オフィス激戦区である渋谷への移転を勝ち取られたのは、やはり当初から同エリアに対する譲れないこだわりがあったからこそだと感じます。内装に関しても細部へのこだわりが垣間見え、前オフィスの頃と同様、社員の方々の要望を積極的に取り入れて働きやすさを追求されているのが印象的でした。再開発で様変わりする渋谷の街並みのように、クレスティアさまが今後も目覚ましいスピードで成長されていくことを願っております。
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