HOME > officee magazine > ワークスタイル > 【八千代エンジニヤリング】「この世界に、新しい解を。」を体現するオフィスへ。大規模リニューアルで生まれた革新的な空間
八千代エンジニヤリング株式会社がCSタワーにオフィスを移したのは、2015年10月。2022年春に大規模リニューアルを実施。
八千代エンジニヤリング株式会社さまに、新オフィスを選んだ理由や内装のポイントなどを伺いました。(記事公開日:2022/08/31)
広々としたエントランス
エントランスにはコミュニケーションスペースが充実
リフレッシュできる窓際の席
カフェスペースも併設
自然と会話の生まれるカウンター
ビジョン
エントランスからの夜景
ミーティングエリア
6名用ミーティングスペース
8名用応接室
応接スペース
2022年春にエントランスやミーティングルームを大規模リニューアルしました。複数階借りている内の1フロアをまるまる工事し、ラウンジを兼ねた広々としたエントランスと、明るくて使い勝手の良いミーティングエリアをつくり上げました。
以前のエントランスはコミュニケーションをとれるスペースが少なく、来客が重なると困ってしまう場面が度々ありました。来客用・社内用とで会議室を兼用していたこともあり、スペース不足も問題視されていました。これらの問題を解決すべく、今回の大規模リニューアルに踏み切りました。
結果、社内外の打ち合わせが快適になりました。会議室がバッティングしないのでお客様をお招きしやすくなりましたし、人数に適した広さの部屋で落ち着いて話ができるようになりました。会議室数も増やしましたが、稼働率が高いです。
また、ラウンジのようなエントランスは社員の小休憩スペースとしても機能していて、コミュニケーションの場にもなっています。特に夜は来客がほとんど無いため、ソロワークをしたり、休憩したり、自由に利用されています。エントランスではWe Proudly Serve Starbucks®コーヒープログラムが楽しめるため、コーヒーを求めて多くの社員が立ち寄ります。こうして人が集まってちょっとしたコミュニケーションが生まれているのを見ると、リニューアルして良かったなと感じます。
エントランスのデザインコンセプトは「繋がり」です。お客さまとの、そして社員同士でのコミュニケーションが生まれやすいよう、様々な機能を持たせています。入口付近はお客さまと会話しやすいレイアウトにしている他、スカイツリーが見える窓際のくつろぎ空間や、業務がしやすいボックス席、スタンディングでコーヒーが飲めるカウンターなどがあり、色々なシーンで利用できます。そうすることで人が頻繁に立ち寄り、コミュニケーションが活性化することを目指しています。
もうひとつ、エントランスには「当社の顔として新しいイメージを発信してほしい」という想いも込められています。当社のような建設コンサルタントは「堅実」「真面目」というイメージが強く、それ自体は悪いことではないのですが、もっと「シャープ」「クリエイティブ」といった側面も社内外に感じて欲しかったんです。
キーワードとなったのは、2018年に長期経営方針を策定し、「この世界に、新しい解を。」というビジョンを掲げたことです。世界のあらゆる問題への「新しい解」へ挑戦する企業として、エントランスも当社の「新しい顔」を見せるものであって欲しいと考えました。そこで、従来の一般的なエントランスからガラッと印象を変えて、明るく広々とした空間設計と、洗練された色使いに仕上げました。
広さを感じさせる一番のポイントは、何と言っても窓からの眺めです。高層階ということもあり、眺望が大変良く、スカイツリーも望むことができます。この眺望を壊さないよう、背の高い家具や壁は極力置かず、入口から全体が見渡せるような設計にしています。また、ミーティングゾーンに繋がる扉を押戸の隠し扉にし、壁面を広く見せています。遊び心も感じさせますし、ご来社いただくお客さまは驚きつつも楽しんでくださいますよ。
色合いについては、シャープな印象のグレーを用いつつ、アースカラーを織り交ぜて信頼感や誠実さも感じさせるデザインにしました。壁面には本物の石材を使用しているんですよ。洗練されつつも、風雪に耐える自然界の素材は「ずっと残るもの」であり、「八千代エンジニヤリング」という当社の社名にもリンクします。スタンディングカウンターも同じくグレーで、風合いのある質感が特徴的です。全体的に少ない色使いでまとまりを出しつつ、赤のソファなどの差し色を挟むことで、創造性を感じさせる造りになっています。また、照度を変更できるライティングを使用しており、日中と夜間で異なる雰囲気づくりをすることも可能です。
天井から下げたロゴにもこだわりました。ただの看板ではない立体的なブランドロゴは存在感があり、それでいて風景の邪魔をしません。光らせることもできるので、夜は一層シックに映えますよ。加えて、石材の壁面には当社のビジョンである「Innovative solutions for the society(この世界に、新しい解を。)」も設置しています。こちらもブランドロゴ同様、光る仕様になっています。
エントランスだけでなく、会議室や応接室にもこだわりました。まずミーティングゾーンは全体的にガラス張りで、開放感あふれる明るい空間にしました。ミーティングルームは4名用から8名用まで各種あり、全室にモニターを設置しています。防音性も確保し、対面でもWeb会議でも快適に利用できる造りにしました。全体的に明るめの色合いにし、活発に楽しく議論ができる雰囲気づくりを目指しました。
また、SDGsを軸としている当社ならではの試みとして、会議室の一部に建築廃材を使用しています。一般的な材料よりも少しコストはかかりましたが、廃材でも十分良いものに仕上がるということを身をもって示せました。デザイン的にも素敵で、気に入っています。
今回の大規模改修を行う上で特に重要視したのは、「人との繋がりが生まれる場」になることです。オフィスに来たくなる、お客さまをお招きして議論を交わしたくなる。そんな風に従業員に思ってもらえるような空間を目指しました。今後は他フロアの改装も予定しています。オープンな打ち合わせスペースの提供、Web会議ブースの設置など、コミュニケーションに関わる改善をしたいと思っています。
奇しくもコロナ禍でコミュニケーションの機会が減少し、オフィスに対する価値観が変わりつつある中での大規模改修になりました。そんな背景もあり「人と人との繋がり」を大切にする気持ちはより一層強まったと感じます。人が繋がり、活発にコミュニケーションをとると、一人では解決できない問題にも糸口が見つかるかもしれない。そうした一歩を積み重ねて、当社の掲げるビジョン「この世界に、新しい解を。」の実現に繋げていきたいです。
(photo:八千代エンジニヤリングさまご提供/text:呂 翔華・福家 実咲)
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