HOME > officee magazine > オフィスインタビュー > 300坪〜1000坪 > 【チームラボ】積極的なコミュニケーションを促す環境作り
サイエンス・テクノロジー・アート・デザインなどの境界を曖昧にしながら、新しいものを作り続けるウルトラテクノジスト集団。最近では、ハンガーにかかった商品を手にとるとショップ内ディスプレイにその商品のコーディネートされた写真などが表示される「チームラボハンガー」や、ダンサーの動きに合わせてリアルタイムにエフェクトが生成されるスタジオで撮影された、三浦工業の高純度軟化水「ウルトラピュアソフトウォーター」のTVCMを制作。
文京区本郷1-11-6 東接本郷ビル5F
http://www.team-lab.com/about/access/
都営三田線水道橋駅から徒歩3分の場所に、今回取材にお伺いしたチームラボ様がご入居されている東接本郷ビルがございます。大通りから少し入り、坂を上ったところにオフィスがあるので、駅近でも騒がしくなく、落ち着いた環境です。
創業時に当時のメンバーが作ったそうです。チームラボは、色が与える印象や心理効果に、すごく興味があるんです。その空間にいるだけで気分が明るくなったり、集中力が発揮されたりするようにと、場所ごとに最適な色を考えた結果、壁は黄色になり、内装もカラフルになっています。
1つのクライアントに対して掛ける時間は通常半年前後のはずなのに、1年間も費やしていただきました。他社さんと違って、チームラボの一員なんじゃないかと思うほどの勢いで、損得関係なく探し回ってくれました。
電気容量や賃料など厳しい条件だったにも関わらず、粘り強く対応していただけたので、結果的にはとてもいい物件に入居できたと思っています。
また、前のビルが手狭になり、臨時で近くに小さいオフィスを借りなければならなくなってしまった時にも、早急に対応していただきましたよね。とても助かりました。
もうすでに手狭です(笑)。100人増えても大丈夫なように計画していたのですが、もうほとんど席が埋まってしまいました。また物件探しの戦いが始まりますよ。条件は、賃料はもちろんのこと、都内で交通アクセスの良いところ、眺望が良い、できたらワンフロア…!前回と同様、この条件は曲げられないので、そろそろ探し始めてもらうしかないですね(笑)。
ミーティングスペースに壁を作らないことで、隣の机の会話にも口を挟める環境を作っています。情報を共有して、さまざまなアイデアや意見が出てきやすいようにしています。 また、細かいですが、机にキャスターをつけて、可変性を持たせています。自由にレイアウトが可能なので、急に大人数のミーティングが入ってもすぐに対応できます。
あとは、作っているプロセスをお客様に見せるようにしたい、という想いがあります。例えば、スカイツリー内部に全長約40mの壁画を置かせてもらっているのですが、そのデザインと製作過程を、ミーティングスペースの机の柄に使用しています。どうやって作品ができ上がっているのかを見ると、みなさん興味を持ってくださるので、話も弾みます。
人が集まりやすい場所を作るように意識しました。以前のオフィスは2フロアだったので、ある程度顔を合わせられたのですが、今回は4フロアですので。なるべく人がコミュニケーションをとりやすい環境作りを心がけています。例えば、自販機、タイムカード、休憩スペースをあえてひとつのフロアに集中させることによって、自然と顔を合わせる機会が多くなりました。
また、各階の休憩スペースを動画のストリーミングでつなぐことによって、他の階で休憩している人同士が、フロアを跨いでコミュニケーションがとれる仕組みにしています。
一人で仕事をするのってあまりいい効果を与えないと思うんですよね。なんとなくコミュニケーションがとれる、会話が起こるような仕組みをあえて作る、人の通り道をたくさん作る…。前のオフィスではフロアの一番奥にも机が並びきっていましたが、新しいオフィスでは通路になるスペースを確保しています。
チームラボオフィス株式会社というのもやっているんですけれど、いつか加賀山さん(注:弊社営業担当)にお客様をご紹介してほしいですね(笑)。ブロック型の椅子や、天板が分厚いメモ帳になっているメモデスクなどの家具も、自社で作っていますので。また、タッチパネルディスプレイに社員の顔写真を表示し、来訪者がアポイント相手の顔写真をタッチして呼び出す受付システム「Face Touch」も、最近本格的に販売を始めています。
そういえば47さんにもいろいろ買っていただいてますよね!メモデスクとか、やわらか茶室とか。60インチの「FaceTouch」も是非導入していただきたいです(笑)。
最近では、台湾でも作品を出展したり、プロジェクトを始めたりと、少しずつではありますが国外にも出始めています。なので、良いサービスやプロダクトをもっと世界中に出していきたいと思っています。もちろん、「Face Touch」のような完全自社開発のものがそうなれば最高です。
今回取材にお伺いした竹井様とは、本物件契約時に一度お会いしており、私にとっても思い出深いお客様でしたので、取材が決まった時からとても楽しみにしておりました。以前と変わらないカラフルなオフィスの中で、お話もとても弾み、時間を忘れてしまうような充実したひと時を過ごすことができました。
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