HOME > officee magazine > ワークスタイル > 【ナハト】ミッション「仲間と勝ち続ける」を体現するオフィス。キャリアが終わるまでメンバーが成長と活躍をし続けられるコミュニティを目指して
インフルエンサーマーケティングやSNS広告を中心とした支援会社と、広告領域以外で運営する事業会社という二つの側面を持った「SNSマーケティングカンパニー」である株式会社ナハト。マーケティング支援のみならず、シュミレーションゴルフの店舗運営や女性向けにシャンプー・トリートメントなどを展開するビューティーブランドの事業等も立ち上げ、急成長を続ける中で、メンバーの自己成長やキャリアアップの実現を目指しています。
同社が現在のオフィスに移転したのは、2024年6月。オフィス探しで最もこだわったのは「ミッションを体現できるオフィスであること」でした。
株式会社ナハトさまに、新オフィスに込められた想いやオフィスの在り方などを伺いました。(記事公開日:2024/12/26 / 最終更新日:2025/04/18)
メンバー数が拡大していったことも、もちろん理由の一つとしてあるのですが、もう一つの理由としては、ナハトのミッションである「仲間と勝ち続ける」のさらなる体現を目指すためとなります。
出典:【株式会社ナハト】MISSION・VISION・VALUEをアップデート(2025/04/07)
昨今は転職が当たり前と考えられている世の中ですが、ナハトが掲げるこのミッションは、キャリアが終わるまで「ナハト」というコミュニティのもと、挑戦と活躍を目指しながらずっと一緒に働きたいよねという想いが込められ、作成されたものとなります。
このミッションができた理由をさらに掘り下げると、代表の安達がナハトを創業するに至った経緯に由来します。
もともと安達は、ナハトを創業する前には個人で仕事をしており、一定成功していたのですが、ひとりで成功しても喜びを共有する仲間がいないため面白くないと感じ、自分が信頼している人達と事業を大きくしていきたいと考え、友人数名を誘ってナハトを起業しました。
そこからどんどん仲間が増え、現在は約300名を超える組織になっています。こういったきっかけで創業した会社だからこそ、集まった仲間と共に長く働ける会社でありたいと考え、「仲間と勝ち続ける」というミッションが掲げられています。
そのため、キャリア観においても転職を繰り返すことで成長していくのではなく、ナハトというコミュニティの中で成長していってほしい、という考えをナハトでは重要視しています。キャリアが終わるまで一緒に働いて、何十年後かに「いい人生だったね」と連れ添った仲間と言いあえたらいいよね、というのがナハトの考え方です。
ミッションの体現に必要と考えられている要素「MATE」「GROWTH」「WIN」の文字が掲げられている
「仲間と勝ち続ける」を体現する要素の一例を紹介すると、「メンバーの一人ひとりが心から楽しいと思える会社であること」の中の「楽しいと思える会社」を体現する部分については、例えば会議室は部屋ごとに違う照明を使っています。クライアントや求職者の方などを招いた際には、この照明の違いについて話題になるので、会話が弾みますね。また、メンバー同士が会議室を使用する際にも、毎日同じような景色の連続ではなく、部屋によって雰囲気が変わった方がクリエイティブな発想が生まれやすくなったりするといった狙いもあります。
次に、「友人や家族、社会に誇れる仕事を達成していること」の「誇れる」の部分については、エントランスが会社の顔として「誇れる」空間になっているのかなと思います。SNSの会社らしく、発信が拡散されていく様子を表したデザインの壁になっていたり、縦2.6m横4.5mの大型LEDモニターでナハトのプロモーション映像を流したり、SNSマーケティングを手掛ける企業ならではの勢いや流行を表現しています。
それらの仕掛けによって、クライアントや求職者の方々をオフィスにお招きした際に、「すごいオフィスですね!」といった感想をいただくことも多いです。メンバーが出社したくなるオフィスであることはもちろん、社外の方をお招きしたくなるオフィスというのがコンセプトの根幹にあり、まさにメンバー一人ひとりの「誇れる」という想いに繋がっていると思います。
エントランスのモニュメント
キャリアの中で様々な経験ができることが働きがいであると考えており、マーケティング支援と事業会社で得られる2つの経験を得られる会社であることが、メンバーにとっての働きがいに繋がっていると考えています。
ナハトはマーケティングによる支援を主軸の一つとしているため、メンバーが「クライアントの事業を伸ばす」という経験をしっかりと積むことができます。ただ、それだけだと「自分で何かを作り出して伸ばしていく」という経験を積むのが難しくなってしまうんですよね。
そこで、約3年ほど前からメンバーが「作れる」を経験できるように自社プロダクトの立ち上げを積極的に行っています。その一例として、室内でゴルフの練習ができるシュミレーションゴルフの店舗「100GIRI GOLF」と、女性向けにシャンプーやトリートメントを開発・販売する、クレオパトラからインスピレーションを受けたビューティーブランド「Cleo’s Beauté」を手掛けています。
こうした自社プロダクト開発の広がりから、メンバーが得られる経験も多様化していき、ナハトならではの働きがいに繋がっているのではないかと思います。
弊社が出社を重視している理由をお話しすると、主に代表の価値観から紐づいている部分が大きいです。ナハトのメンバーは平均年齢26.7歳と若いのですが、若い人財がリモートワークで育ってしまうと、様々な機会損失が起こる可能性があると考えています。
たとえば、出社していれば仲間と一緒に仕事の成功といった感動を分かち合う機会を得られることや、何気ないコミュニケーションの中で人脈が広がっていったり、そこで新たな気付きが生まれたりする可能性もあるのに、リモートワークだとそれらを簡単には得られず、20代という貴重な期間に成長機会を失ってしまい、成長が鈍化してしまうと考えています。
さらには、ナハトのメンバーの大半が広告業界未経験で入社しているので、先輩から対面でしっかりとアドバイスをもらったり、実際に目で見て学ぶスタイルの方が合っている部分も大きいです。メンバー一人ひとりの20代という貴重な期間の成長を促進していくためには、やはりリモートワークではなくオフィスワークが必要不可欠だと思っています。
眺めの良いリフレッシュスペース
まず、オフィスでのイベント開催が非常に多いです。例えば、納涼イベントとしてオフィスの中で流しそうめんをやったり、出張回転寿司を呼んだりしました。また、このオフィスに移転した際には、記念イベントとしてマグロの解体ショーを開催しました。ミッションを構成する要素にある「楽しいと思える会社」を、仕事だけでなく遊びでも全力で体現しています。
制度面では、新しく入ったメンバーがすぐコミュニティに馴染めるようにという想いから、「フレカ」という制度を導入しています。この制度は「フレッシュ」「フレンド」「クレジットカード」の3つをかけ合わせた造語で、新しく入ったメンバーに会社が所有するクレジットカードを渡し、先輩社員を自由にランチに誘うことができる制度です。ランチを奢ることをきっかけにコミュニケーションが取れるので、社内でも好評な制度です。
ナハトは、利益のために人が必要という考え方を持っておらず、多くの仲間と共に成長していくために利益が必要、という考え方を持っています。今後もナハトというコミュニティがメンバーにとって「永遠にいたい、いれる」という会社であることを目指していきたいと思っています。
(photo・text:福家 実咲/写真一部・ナハト様ご提供)
株式会社ナハト
入居物件 渋谷マークシティ
所在地 東京都渋谷道玄坂1-12-1
移転時期 2024年6月
移転規模 約480坪
利用人数 約300名
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